宍道湖におけるシジミ資源変動要因の解明とその結果を活用した生態系モデルの作成
要約 シジミの資源変動要因の解明のため、県内外の汽水域の環境及び生物の専門家で構成される宍道湖保全再生協議会を組織し、多くの研究者とともにシジミ資源急減の原因を検討...
基幹漁業漁獲物の高鮮度化と高品質な売れる商品づくり技術の開発
要約 海水冷却装置を活用した沖合底びき網漁獲物の高鮮度化の取組を支援。ムシガレイのK値分析結果を活用した鮮度保持により、漁獲物全体の高鮮度化が図られた。平成28年度から、新たな商品規格・基準で立ち上げ...
収益向上と飼料生産コストの3割低減を可能とする水田作複合経営モデル
要約 たちすずか等の茎葉型WCS用稲の乾田直播と、WCS用トウモロコシの安定多収栽培を基幹部門とする水田作複合経営モデルは、飼料用米中心の慣行営農と比べ、同じ労働力のもとで経営面積拡大と所得増加、飼料増産...
要約 クヌギ林放牧による原木椎茸と肉牛生産で構成される林畜複合経営は、経営資源の家族労働力と繁殖牛、里山の汎用利用が行われ、単一経営と比べて各部門の作業労働や経費が低減されるため収益性が高く、生産物...
黒毛和種繁殖牛に対する「たちすずか」WCSの飼料特性を活かした飼料設計
要約 「たちすずか」WCSは非繊維性炭水化物(NFC)が高く、粗蛋白質(CP)が低い飼料である。要求量に対するCP不足を補った上で、飼料全体のNFCと分解性蛋白質(DIP)の比率(NFC/DIP)を5.0~6.0程度にすると、分娩後に...
機動的禁漁区設定による底びき網漁業管理システム(e-MPA)の開発
要約 機動的禁漁区設定による底びき網漁業のe-MPAを開発し、漁業情報等を活用したシミュレーションを実施した。e-MPAの運用による水揚げへの影響は少なく...
要約 これまで成功事例がほとんどなかった、小型水槽(水槽容積:3m3または5m3)を使用したアカアマダイの種苗生産において、基本的な飼育方法の見直しと、油膜発生の抑制・除去および仔...
要約 マフグの雌雄判別を近赤外分光分析法により非破壊で判別する技術を開発した。マフグ生殖腺の水分含量は雌雄で大きな差があり、体表面から生殖線の水分含量を測定することにより、雌雄判別が可能であることを...
要約 ズワイガニの身入り状態を、筋肉の固形分含有率(乾燥重量/湿重量×100、以下固形分とする)を基準として、近赤外分光分析法で測定する技術を開発した。また、筋肉の固形分と肝膵臓(カニ味噌)の品質には相...
要約 天然アユの産地として全国的にも著名な高津川では近年アユ漁獲量の減少が著しい。島根県水産技術センターではアユ資源増殖のモデル河川として調査を実施し、その結果産卵期の親魚保護や産卵環境の整備といっ...
要約 消石灰は、高pHおよび固形成分による吸着効果により鳥インフルエンザウイルスに対して消毒効果を示す。 キーワード 消石灰、消毒、鳥インフルエンザウイルス 背景・ねらい 消石灰の消毒効果は高アルカリ...
レッドデータブック掲載植物種数からみた山陰地方の草原環境の特徴
要約 島根・鳥取両県では、絶滅危惧植物種数は面積の大きな森林で最も多いが、単位面積当たり絶滅危惧植物種数は草原、湖沼等、砂浜で多くなる。草原はわずかな面積を保全することで多くの絶滅危惧種を維持できる...
アシュラム剤散布でワラビが枯れるとイノシシの掘り起こしが発生する
要約 放牧地内のワラビを防除するために、7月にアシュラム剤を散布すると、その効果でワラビの地上部が枯死する9月にイノシシが草地を掘り起こす。また、イノシシは、ワラビの根茎を選択的に掘り起こす。 キーワ...
環状はく皮を利用したナシ「幸水」の側枝更新のための新梢発生方法
要約 ナシ「幸水」の側枝基部に3月下旬から4月上旬頃、環状はく皮を行うと、予備枝候補となる基部径8㎜以上の新梢を高頻度で発生させることができる。処理時期が遅くなると新梢発生率は低くなるが、BA(ベンジ...
参入実績別にみた農業への企業参入に関する市町村担当者の意識特性
要約 参入実績のない市町村担当者は、地域農業構造の負の部分(耕作放棄地など)解消への期待や地域農業との関係に不安を抱き、一方、参入実績のある市町村担当者は、地域農業の中核的役割へ期待し参入初期の経済...
要約 出穂2週間後の穂のカドミウム濃度(X)を測定し、関係式Y=1.22×Xによって玄米のカドミウム濃度を予測する。これにより、収穫後に分析のための出庫保留することなく、汚染米の流通リスクを軽減できる。 ...
背景・ねらい
平成7年以来数度にわたり、大量の大型クラゲが発生し漁業に大きな被害を与えている。特に、底びき網漁業では、漁具の破損、操業効率の低下や漁獲魚の損傷などにより、大きな被害が生じている...
「牛異常産3種混合不活化ワクチン」接種推進のためのプログラム
要約 牛異常産3種混合不活化ワクチンの接種について、従来の毎春(吸血昆虫が発生する以前)接種に代わり、成牛においては2年以上連続接種、育成牛では年3回接種することで、以降季節に関係なく年1回または...
要約 高圧空気を微量吐出するノズルを装着したマットを床に敷き、その上に堆肥化原料を堆積して 通気をすれば、切り返しが不要なので、野外でシートで覆った堆肥化にも利用できる。 キーワード 家畜排せつ物、畜...
肥育素牛における導入時からの増体遅延へのUDCA製剤投与による改善効果
要約 黒毛和種肥育牛において導入時の飼養環境急変に伴う増体遅延の改善を目的に、導入から 14週間ウルソデオキシコール酸(UDCA)製剤を一日当たり500mg経口投与する。投与群は導入直後からの 体重減少が認められ...