要約 日本産トラフグ属魚類全種について簡便かつ迅速に種・雑種判別が可能となる種・雑種判別マーカーを開発した。本技術により、フグ処理者のもつ高度な鑑別技術との相乗効果で食の安全・安心がさらに高まること...
要約 これまで漁業現場での収集が困難であった漁獲情報等を、漁業者の作業を軽減し効率良く収集できるアプリケーション(以後、「アプリ」)を開発する。下関では、沖合底びき網漁船全船(5か統10隻)が本アプリ...
要約 下関の「フグ食」を支える熟練の目利き技術を科学的に裏付け、安全性と品質をアピールしてフグ食を普及・拡大するため、水産大学校を中心とした「下関のフグ共同研究機関」がプロジェクト研究を行った。その...
要約 生物の形態形成を説明する理論の一つにチューリングモデルがある。これは拡散係数が違う活性因子と抑制因子の2種類の物質の濃度差により、非線形作用により自己組織的にパターン(チューリングパターン)が形...
要約 春季に三陸沖で漁獲されるツノナシオキアミは、自己消化作用が強く、食品への利用が限られている。そこで、東南アジア地域におけるエビペースト製造法を利用し、ツノナシ...
塩分の変化が渦鞭毛藻アレキサンドリウムとラフィド藻ヘテロシグマの消長に与える影響
要約 塩分の変化がアレキサンドリウムとヘテロシグマの競合関係に与える影響を調べた結果、塩分30ではアレキサンドリウムが増殖する一方、塩分20ではヘテロシグマが増殖するこ...
要約 観賞魚の疾病には未報告の疾病が多く存在する。本研究ではキンギョとニシキゴイにおける未報告疾病の原因を明らかにするとともに、その治療法や対策法について検討した。...
要約 識別が難しいマグロ類未成魚のうち、クロマグロ・コシナガについては、尾叉長25 - 80cmの範囲において、胸鰭長と口角から胸鰭下縁前端までの長さの比較、又は第2背鰭と尻鰭の色の組み合わせで識別できること...
要約 アサリの人工稚貝(20mm)を生産するため、屋外大型水槽で年間1,000万個以上の2mm稚貝を生産し、この2mm稚貝を海水池に移植して格安肥料を施肥しながら20mmまで低コストかつ高歩留りで大量育成する技術を開...
アサリ稚貝の成長に対する低分子化アルギン酸と真正眼点藻ナンノクロロプシスによる併用給餌の有効性
要約 アサリ種苗生産の課題である微細藻類の培養不良等による餌料不足解決のために酸性多糖のアルギン酸と低コストで安定した大量培養が可能であるナンノクロロプシスによる併用給餌の有効性を調べた。結果、30万...
要約 山口県日本海沿岸域において、沿岸漁船の過去の操業記録から求めた漁場特性(CPUE分布)および適水温の分布をもとに、ケンサキイカ、マアジの漁場を予測する体制を整えた。漁場予測図の作成にあたり、その計...
要約 漁業管理手法の一つである個別割当制の漁業経営への効果を検証するため、べにずわいがにかご漁業とベニズワイガニ加工業を事例に、漁業者と加工業者の経営行動を分析した。その結果、制度導入がベニズワイガ...
要約 遺伝子間の調節関係を表した遺伝子ネットワークについて、ソフトウェア科学的手法によりその振る舞いをモデル化し、解析する手法を開発する。 背景・ねらい 遺伝子とは、細胞核内に収められたDNA(二重らせ...
東日本沿岸におけるショウサイフグとゴマフグの大規模な交雑現象
要約 2012年以降、東日本沿岸で大量に漁獲されるようになった種不明のフグが問題となっている。2012年から2014年にかけて茨城県、福島県、岩手県沖で採取された試料252個体のDNAを調べたところ、ショウサイフグと...
食感・形状の定量的評価法を用いた多様なキュウリの果実品質の特徴付け
要約 キュウリ果実の食感をクリスプネスインデックスやフラクタル次元解析、形状を楕円フーリエ法・主成分分析によって定量的に評価することで、世界の多...
要約 山口県日本海産頭足類目録を作成することにより、本海域の頭足類相とその変遷を明らかにした。本海域では、コウイカ目2科17種、ダンゴイカ目2科3種、...
要約 2014年に山口県日本海側のアカウニの市場取扱量が激減した。この原因を、2013年8月の高水温の影響によるアカウニの大量斃死と推測し、高水温がアカウニの生残に及ぼす影響を明らかにするために、耐水温試験...
要約 資源増大および漁業所得の向上を目的とした採捕制限を設定するため、刺網で漁獲されて損傷を受けた全長30cm未満の小型キジハタについて、再放流の効果を検証した。その結果、小型キジハタの損傷は1ヶ月後に...
要約 山口県日本海沿岸域において2009年以降メダイの漁獲量が激減した原因を解明するため、メダイの漁獲実態を調べた。その結果、漁獲物は1歳魚を主体として構成されること、および0歳魚の漁獲尾数が2008年をピ...
要約 山口県日本海域の魚類相とその変遷を明らかにするために、山口県日本海産魚類目録を作成した。その結果、これまで870種の魚類が確認され、出現種数は熱帯・亜熱帯性種を主体に1990年代から2000年代にかけて...