要約 水耕施設における夏どりホウレンソウの品種としては、耐暑性に強くて、収量の多い、「ジョーカー」と「パレード」の両品種が適する。沖縄県農業試験場・園芸支場・野菜研究室 背景・ねらい 本県における水耕...
要約 スイートコーンのセル成形苗育苗には、200穴トレイを用いた2粒播きあるいは山東菜の混播で、10日育苗が最適である。15日育苗は、直播や10日育苗より収量・品質の面で若干劣る傾向にあるが、許容範囲である。...
要約 4・5月出荷のスイートコーン品種として、イエローコーン系では「FS-702」と「イエロークイーン」が有望である。バイカラー系については、該当する適品種は選定できなかった。 背景・ねらい 亜熱帯の沖縄では...
要約 高温時期(7~9月)に着果したパパイヤは、種子の無い小玉果になる。この時期に人工受粉を行うことにより大玉果が生産できる。沖縄県農業試験場・名護支場・熱帯果樹研究室 背景・ねらい 施設パパイヤの周年...
施設パパイヤ「サンライズソロ」における果実重の季節的変動の要因
要約 施設パパイヤの果実重の季節的変動には、開花時期の温度変化に伴う種子数の増減が関与している。小玉果の要因となる種子数の減少には、柱頭~葯間距離の拡大による受粉機会の減少と花粉発芽率の低下が関係し...
要約 タンカンの果実外観阻害の主要因は黒点病であり、その対策は枯れ枝除去と薬剤散布の組み合わせ並びに多発期の重点防除が効果的である。また、屋根かけやネットかけ栽培により果実外観が向上する。沖縄県農業...
要約 パインアップルの収穫作業効率や品質から最適な日焼け防止資材は黒3mmネットである。沖縄県農業試験場・名護支場・パイン研究室 背景・ねらい パインアップルは自然夏実や秋実において成熟する過程で日焼け...
サトウキビ畑の減耕起更新法(春植)および不耕起管理法(株出)による土砂流出防止
要約 減耕起更新法を春植で機械収穫後のうね間に行うと、旧株の萌芽茎による被度の急速な増加によって、土砂流出が抑制される。また、不耕起管理法を全層破砕機を利用して株出で行うと、表面の作物残渣が残って土...
要約 過酸化水素を飼育水に添加することによって、サンゴ群集の中心的存在であるミドリイシ科サンゴの産卵誘発に成功した。この技術により、成熟したサンゴ群体から計画的かつ容易に配偶子を得ることができる。 ...
要約 平成2年沖縄県産業連関表から解析した結果、サトウキビは生産額が100億円(約50万t相当)減少したことにより、県経済全体では生産額で 321億円、農業及び雇用者所得で96億円の減少が生じたと推定され、極め...
沖縄県中央卸売市場における青果物主要品目の価格予測と県外移出可能性
要約 沖縄県中央卸売市場における時期別価格予測式が29品目55時期区分で得られた。また、運賃負担力から求めた県外市場向け新規移出品目として、キュウリ、トマト、ナス、チンゲンサイ、ホウレンソウ、セルリー等...
要約 開発したパインアップル植付機は、2条植えでマルチ栽培に対応し、加工用、生食用のいずれでも使用できる。1日に30a程度を植付可能で、条間、株間、植付深は栽培基準に適合する。沖縄県農業試験場・経営機械...
被覆尿素入り複合肥料利用による小ギクの減肥と施肥窒素の溶脱軽減
要約 被覆尿素入り複合肥料を用いることにより、小ギクに対する施肥量を30%減肥することが可能である。これは同時に施肥による環境負荷を、従来の施肥体系の約半分に抑える効果がある。沖縄県農業試験場・化学部...
イモゾウムシ雌成虫の体表面に存在する接触刺激性の性フェロモン
要約 イモゾウムシの雄成虫は雌成虫体表面に存在する接触刺激性物質に反応して配偶行動を開始し交尾に至る。沖縄県農業試験場・病虫部・害虫研究室 背景・ねらい 現在、イモゾウムシの発生密度を推定するためには...
要約 アリモドキゾウムシの雄は低温期にはあまり分散しない。寄主植物がないと、より遠くに分散する。風に助けられた場合、雄は連続飛翔によって少なくとも2km分散する。沖縄県農業試験場・ミバエ研究室 背景・ね...
要約 沖縄本島のウイルス症状を呈するウリ科作物からは、ズッキーニ黄斑モザイクウイルス(ZYMV)、スイカ灰白色斑紋ウイルス(WSMV)が最も多く検出され、重複感染はパパイア輪点ウイルス(PRSV-W)とZYMV、WSMV...
要約 カンシャクシコメツキ類成虫の乾式性フェロモントラップは、これまで使用されてきた水盤式性フェロモントラップに比べて1.6-2.9倍の虫を誘殺できる。本トラップの適用により、トラップ管理作業の軽減と防除...
小ギク「夏風」のロックウール耕による均質キク苗の大量育苗技術
要約 小ギク「夏風」のロックウール耕から大量、良質の挿し穂が生産され、その穂から良質苗が生産できるが、この品種の苗は長期保存が困難である。沖縄県農業試験場・園芸支場・花き研究室 背景・ねらい 沖縄県に...
要約 「セレス」と「エクシード」は標準品種の「プレジデント」より大玉、多収で、収量が比較的安定し、レタスの機械移植栽培の秋作品種に適する。沖縄県農業試験場・園芸支場・野菜研究室 背景・ねらい 本島南部...
要約 移植機の潅水装置を利用したレタスの株元への少量潅水の量は、乾燥畑では株当たり20cc、湿潤畑では1ccでも十分である。 背景・ねらい 本島南部地域では、県内野菜の安定供給、冬春期の温暖な気象条件を生か...