要約 ポリ乳酸系生分解性プラスチック誘引ひもを用いることで、ひもを分別することなくナス茎葉残さの細断・堆肥化が可能である。ナス残さを乾燥させず、未乾燥で行うと裁断の作業性が良好となり、綿実油かすを添...
要約 管理作業道を設置した法面を前提とする二人作業用の広幅レシプロ式草刈機である。刃幅約1.2m、質量20kg未満のソリ付きで、本機両側を支持しながら歩行することで草刈りを行う。作業時間は刈払機の約3分の...
灰色低地土における土壌化学性分析値を用いたダイズ子実カドミウム濃度の推定法
要約 ダイズ子実中カドミウム濃度は作土の0.01M塩酸抽出カドミウム濃度と相関が高い。さらに、説明変数としてリン酸吸収係数及び全炭素を加えた重回帰式を用いることで、より精度高くダイズ子実中カドミウム濃度...
ペレニアルライグラス放牧地における乳牛の数日滞牧型輪換放牧技術
要約 ペレニアルライグラス(PR)放牧地の割当草量を十分確保し、草丈15~20cmで利用すれば滞牧日数を3日程度にしても放牧草採食量に大きな変化はなく植生を維持できる。牧区内の均一利用にはPR割合、草丈、放牧...
メタアルデヒド剤トラップを用いたチャコウラナメクジの生息密度および防除効率の推定
要約 等間隔に配置したメタアルデヒド剤のトラップを用いて誘殺数を短期間に連日測定し、除去法を用いて 解析することにより、チャコウラナメクジの生息密度、防除効率等を推定できる。 キーワード チャコウラナ...
要約 発病初期からの酸性電解水(強酸性電解水:pH2.7、有効塩素濃度40ppm)を散布することで うどんこ病の防除が可能である。防除効果は、散布間隔が短いほど高く、有効な散布間隔は3-5日であった。 作物への...
要約 市場流通豚の脂肪について、皮下脂肪や筋間脂肪と相関の高い腎臓周囲脂肪を用いて締まりを客観的に 評価し、市場での評価が良い脂肪品質を推定する。 キーワード 豚、脂肪、食品残さ、硬度、理化学的測定値 ...
要約 肉用あひる大阪種の胸肉の遊離グルタミン酸は3から12週の肥育期間に1.5倍に、保水力は約2倍に、 剪断力価は1.5倍に全て増加する。この味や歯ごたえは6週以降も増加しており、高品質なあひる肉の 生産のた...
大豆油精製副産物を用いた低コレステロール高トコフェロール卵の生産
要約 植物ステロールを主成分とする大豆油精製副産物を若齢の産卵鶏に給与すると、生産性や卵質は 変わらないままで、コレステロール含量が有意に10%低下し、トコフェロール含量が10倍に増加して、 低コレステロ...
マウス生体内組織における抗酸化成分の蛍光染色を用いた活性評価法の開発
要約 活性酸素種に特異的な蛍光プローブ、2’,7’-dichlorofluorescein (DCFH)による染色法は、 マウス肝臓の凍結切片における活性酸素種の発生状態を視覚的かつ量的に評価できる。また本法は、 生体内における食品...
要約 主要イチジク品種「桝井ドーフィン」の台木として品種「Ischia Black」を用いると、 イチジク株枯病汚染圃場でも枯死を回避できる。この接ぎ木苗は自根樹に比べていや地現象の影響も 受け難いため、本病による...
要約 硝化抑制剤入り肥料を用いてシュンギクを栽培しても、収量性、品質に影響なく生産できる。この場合、 土壌深部の溶液中の硝酸イオン濃度は減少する。 キーワード 硝化抑制剤入り肥料、シュンギク、生育、硝...
要約 在来「毛馬」キュウリの果実の苦み発現は、果梗部に近い果実上部が中部、下部に比べ強く、果皮や肉部に発現する場合がある。苦みには系統間差があり、「新土佐」への接ぎ木で軽減されるが、化成肥料と 有機...
水田畦畔法面管理作業を省力・軽労化するための簡易作業道造成法
要約 急峻傾斜果樹園の狭幅作業道造成用に開発された歩行型管理機は、棚田畦畔法面への作業道造成にも 応用できる。作業道の設置により長大な畦畔法面における草刈り等の作業を軽労化できる。 キーワード 法面管...
背景・ねらい 大阪湾のマコガレイ資源は近年減少傾向が著しく、その原因を検討する上で、再生産関係を把握することが重要な課題となっている。本調査では大阪湾におけるマコガレイ浮遊期仔魚の分布について調べた...
強勢台イチジク「桝井ドーフィン」の挿し木接ぎによる育苗と幼木管理法
要約 強勢台木を使用したイチジク「桝井ドーフィン」栽培において、迅速な育苗には挿し木接ぎが有効である。また、接ぎ木当年に新梢を摘心して発生させた副梢で主枝を整え、結果枝をより多く確保することで、自根...
要約 トマト養液栽培において、病害予防の目的で、次亜塩素酸を高濃度に含む弱酸性電解水を培養液に添加する場合、培養液のリン酸一アンモニウムを除けば有効塩素濃度0.7ppmまでは生育に影響しない。 キーワード ...
要約 12月定植の「水ナス」半促成栽培において、台木「トレロ」、穂木を大阪府在来A系統の組合わせで、加温二重被覆の最低夜温を16℃で栽培管理することで、収穫開始時期が従来の無加温作型より約3週間前進し、高...
要約 稲WCSを基軸とする耕畜連携システムの構築により生じる、飼料自給率向上、畜産糞尿循環利用、水田保全に関わる便益と、稲WCSの生産や糞尿の水田還元に関わる費用を比較すれば、便益/費用比は、肉牛肥...
要約 都市部における地産地消型学校給食の推進には給食関係者と地元生産者の努力や創意工夫のほか、自治体の農政部局や農協、既存納入業者の協力・連携が重要である。また、地場産原料の加工食品の導入等には都道...