要約 ブリロインの凍結品(-30℃ブライン凍結後-40℃保管)と未凍結品を比較したところ、凍結品のほうが食味・香りにおいて高評価が得られた。醤油の刺身への付着量、醤油のグルタミン酸濃度、唾液の分泌量、刺身...
要約 ほとんど利用されていない水産加工残滓や規格外部位、小型魚等から、筋繊維をできるだけ残したまま回収した魚肉を、可食性接着剤を用いることにより大型成型化し、しゃぶしゃぶ、ハンバーガー、ステーキなど...
要約 近年、日本海でサワラやサゴシ(サワラの幼魚)が多く漁獲されている。サワラは高級魚として取り扱われるのに対して、サゴシは安価で、飼料として利用されることが多い。そこで、サゴシの有効利用を目的とし...
要約 鳥取県境港で水揚げされるクロマグロの一部で「ヤケ肉」が発生することから、まき網運搬船魚艙内での冷却時の魚体温追跡などの実態調査を行った結果、出来るだけ速やかに魚体温度を下げることが重要であるこ...
要約 黒毛和種枝肉のオレイン酸割合は各種筋肉及び蓄積脂肪組織によって異なるものの、各組織間のオレイン酸割合は1%水準で有意な正の相関関係を持つ。 キーワード 黒毛和種、筋肉、蓄積脂肪、オレイン酸 背景・...
要約 あんぽ柿は過熱水蒸気で表面殺菌することにより、日持ちが20℃では2~3日間延長され約1週間となる。過熱水蒸気処理の有無にかかわらず、10℃では5~6週間の日持ちが可能であり、低温貯蔵による日持ちの効...
ナシ「ゴールド二十世紀」高糖度果実安定生産のための短果枝せん除程度
要約 糖度11度以上の「ゴールド二十世紀」の果実を安定して生産するためには、葉果比30以上が必要である。冬期剪定において結果枝1mあたり12の短果枝を残し、8果を着果させることで葉果比30以上が確保できる。...
初期生育が旺盛で葉腐病抵抗性を持つシバ品種「J18-1」の育成
要約 県内各地から収集したシバ系統を自然交配し、固定度の高い系統からさらに葉腐病抵抗性の強い品種「J18-1」を選抜した。「J18-1」は、在来系統「坂本ノシバ」(現地選抜葉腐病抵抗性系統)より穂数が少なく紅葉が遅い...
要約 重粘質土壌により寡日照向け整枝法の効果が十分でない圃場では、パーライトとピートモスを用いて 気相率を高め、冬季寡日照向け樹形改良を行なう。この結果、地上部および地下部とも旺盛に生育し、 収穫初年...
背景・ねらい 沖合底びき網漁業で混獲投棄されているカレイ類幼魚の混獲を回避する漁具を開発する。
成果の内容・特徴 網口直後の底網中央に逃避用開口部を設けた漁具を作成した(図1)。当該漁具を用いた試...
背景・ねらい 鳥取県では平成14,15及び17年に有害赤潮の発生が見られ,磯場の魚介類に大きな被害をもたらした.赤潮の原因となったプランクトンは,いずれの年もコクロディニウム・ポリクリコイデス(Cochlodini...
気高系黒毛和種種雄牛における脂肪交雑(BMS)に関与するQTLの位置とその効果
要約 第5染色体80~100cM、第9染色体30~40cM、第17染色体0~30cM、第28染色体50~60cMに気高系黒毛和種種雄牛のBMSに関与するQTL領域が存在する。 キーワード 肉用牛、気高系、黒毛和種、脂肪交雑、QTL 背...
要約 抗生物質添加飼料(抗生物質区)とオレガノ精油を添加した飼料(ハーブ区)を、子豚に与え発育等について調査した。増体については9週齢までは差はなく、9~12週齢はハーブ区は抗生物質区に劣り、110kg到...
要約 発育が向上したブロイラーへの給与飼料は、4日齢から34日齢の代謝エネルギー含量を従来より低くすることにより、循環器障害による死亡の減少や過剰な腹腔内脂肪沈着の防止を図ることが可能である。 キー...
ナシ「おさゴールド」の摘らい・摘花による作業時間の平準化と大玉生産
要約 自家和合性のナシ「おさゴールド」は結実数が多く、摘果が遅れると小果になりやすいが、摘らい、摘花と仕上げ摘果を併用することで、摘果に集中する作業時間を分散でき、大果生産が可能となる。 キーワード ...
要約 優良なパンジーが生産できた用土の三相分布は、pF1.5で固相:液相:気相=20:35:45であった。気相率が低い場合には、もみ殻の5%加用で気相率を5~10%高めることができる。肥料混和後、30℃以上の高温下で...
要約 「パワーサンタ」は、近年現地で多発するスイカ急性萎凋症や葉の早期枯れ上がり症状の発生が少なく、ユウガオ台木の中で最も有望である。 キーワード スイカ、ユウガオ台木、急性萎凋症 背景・ねらい 鳥取県...
要約 ラッキョウ甘酢漬け入りかまぼこは、20℃以下で調製したラッキョウ甘酢漬けを用いて製造し、10℃で貯蔵することにより、ラッキョウの軟化がみられず、歯ごたえも良好となる。かつ、微生物の増殖もみられず、約...
SSRマーカーによるヤマノイモ新品種‘ねばりっこ’の品種識別法の開発
要約 6組のSSRマーカーにより、鳥取県が育成したヤマノイモ新品種‘ねばりっこ’の品種識別が可能である。 背景・ねらい ヤマノイモ属植物は栽培地域によって多くの系統が存在し、気候、土壌及び栽培条件によりイモ...
背景・ねらい 日本海では,2002年及び2003年に大型クラゲの大量発生により,漁具の破網,漁船の転覆等漁業に多大な影響を受けた.このため,鳥取県では小型底引き網を対象に大型クラゲを排出しつつ,有用魚類を漁...