摘要 スルホニルウレア系除草剤抵抗性の迅速検定法を現地技術者に指導し、マレイシアで抵抗性が疑われる5種類の雑草について検定法を適用することを試みた。本検定法ではアセト乳酸合成酵素(ALS)活性を安定...
造成利用初期の放牧草地における不食過繁地が草地の群集構造に及ぼす影響の解明(222)
摘要 造成放牧草地において利用初年目に形成された不食過繁地は、播種牧草の定着率に大きな影響を及ぼして、草地内に裸地率の高い箇所をパッチ状に形成した。この初年目の不食過繁地の跡地が2年目に被食地に変化...
摘要 熱帯原産の稲は強光条件を好み、寡日照環境下では十分な生育が得られない。一方野生イネの中には、寡照条件に適応しているものがあり、寡照耐性の遺伝資源として注目されている。弱光適応の野生イネO.me...
稲の光合成・物質代謝に関与する生理・遺伝的要因の解析(92)
摘要 栽培稲の物質生産能力を向上させるために、野性稲を含めた遺伝資源の中から物質代謝に関与する主要な形質の遺伝変異を明らかにし、それを制御する要因を明らかにする。本研究では、光化学系■の量子収率を変...
高シネフリン・高抗酸化成分含有カンキツ系統の作出と利用技術(9)
摘要 シネフリン高含有個体の早期選抜法の確立、シネフリン並びに抗酸化成分高含有系統の選抜、及びフラボノイド類の含有量の評価を目的とした。光条件を考慮して葉中シネフリン含量を測定することで、果皮中のシ...
摘要 弱光下で展開したインゲンマメ第一葉では、上面表皮細胞の核DNA量は2Cであった。これは通常の光条件下で展開した葉の上面表皮細胞の核DNA量(4C)の半分である。次に、弱光下で第一葉を展開した植...
到達エネルギーの制御が挿し木苗の発根および光合成に及ぼす影響(332)
摘要 新品種の速やかな増殖、弱勢化した材料の更新を効率的に行うために挿し木床における最適な光条件について検討する。太陽光の遮断程度と挿し木苗の生育との関係では、根部の生育は遮光の弱い方が良く、新梢の...
摘要 生育光条件が異なる樹木稚樹の成長特性を検討した。90%光除去下では稚樹の成長は著しく阻害された。それは、ヤブニッケイで最も顕著に現れ、次いでタブ、クスの順であった。このような弱光下で育った稚樹...
摘要 葉菜類において無機成分の濃度・バランスが品質成分形成へ与える影響を明らかにし、無機栄養による品質制御技術を確立する。また、品質成分代謝の生理生化学的特性を明らかにし、高品質系統や低養分適応系統...
到達エネルギーの制御が挿し木苗の発根および光合成に及ぼす影響(191)
摘要 Ak272,‘さやまかおり’を供試し、寒冷紗被覆による3段階の光条件(#200・一重、#610・一重、#610・二重)が挿し木苗の生長に及ぼす影響を検討した。新梢長は、Ak272では#610・一...
野菜の光合成に影響を及ぼす要因とその相互作用の解明(128)
摘要 基本的な光合成特性について、各種野菜について検討した。光合成の測定には主として同化箱法を用いたが、その装置については5年度に大巾な改良を加え、測定精度と測定効率の向上を図った。その他の測定法と...
摘要 6年度はマメハモグリバエの土着寄生蜂の増殖技術を確立するための第1段階として、マメハモグリバエの飼育条件を検討した。寄主植物としてツルナシインゲンを用いて、インゲンマメの品種、飼育密度、葉のエ...
摘要 生育条件(温度・光)が異なる樹木苗木に対する光呼吸の影響を検討した。2%酸素濃度及び21%酸素濃度下でのイタヤカエデ芽生えの温度ー光合成反応を比較すると、光合成の最適温度域は2%酸素濃度下で高...
チャ遺伝資源の維持・利用のための効率的増殖技術の開発(37)
摘要 弱勢化した系統の挿し木による更新、遺伝資源利用のための迅速な増殖を図るための効率的な繁殖技術の開発を目的とする。硬化した一番茶新梢から得た挿し穂の切口付近に付傷処理を加え、さらにオーキシンの粉...
摘要 広葉樹の環境適応性に関して、多くの解決すべき問題が残されている。そこで、本課題では広葉樹稚幼樹の生育環境に対する適応機構を生理学的観点から解明する。本課題は、主として環境調節条件下で行う。異な...
遺伝的・環境的要因による大豆子実の糖類含量の変動解明(120)
摘要 大豆子実の高品質化のため、糖類成分に注目して品種、栽培条件等の違いによる含量の変化を検討した。四国各県で栽培されたもの、また遮光条件を変えて栽培された、アキシロメ、フクユタカ、ニシムスメ、丹波...
摘要 チホクコムギを材料とし、根のプロトンポンプ活性測定、活性比較のための条件を検討した。密度勾配超遠心によって分画されたチホクコムギの膜小胞に形質膜プロトンポンプ活性が認められた。根から抽出される...
摘要 イチゴとコムギうどんこ病を研究対象にした。いちご葉におけるうどんこ病菌の動態を観察する染色方法を開発した。本菌は自然光下で胞子発芽、付着器形成が最も良かったが、光条件を変えると付着器形成は阻害...
摘要 林畜複合における生産機能向上の基盤となる林床の飼料資源を富化するための適草種を選定する。ポットによる遮光試験で選定したイネ科5草種(種・品種、ペレニアルライグラス・キヨサト、オーチャードグラス...
摘要 短期間に集中する苗の需要に対応するため、組織培養によって生産した不定胚や幼植物等の保存技術を開発し、苗生産にかかる労力の分散を図る。トマト、アスパラガス等を材料とし試験管内で誘導した不定芽、不...