東海の湿害地帯における地下水位制御技術を活用した稲・麦・大豆体系の確立
摘要 東海の水田輪作において地下水位制御技術の実証試験を行った。乾田直播水稲については、播種床の鎮圧を行い、乾田期に地下水位を一時的に地表面まで上げることによって、出芽率が向上し、単収は634 kg/10aで...
地下水位制御システムを活用した寒冷地水田生産性向上技術の開発
摘要 地下灌漑による生育制御について,水稲乾直では苗立ちの良さが未だ収量・品質の向上に結びついていない状況にある。麦では追肥時期の灌漑による品質向上が見られた。また,大豆では生育中期(播種後30日~開...
摘要 目的:湿害軽減、連作や作業競合回避等を目的とした播種技術を開発するとともに、極晩播向け小麦品種を導入、雑草・施肥量削減のための緑肥導入をすることで、水稲・小麦・大豆の作付体系の効率向上を目指す...
摘要 作業幅3.6mのショットガン直播機による鉄コーティング種子の播種は打込速度の増加に伴う苗立率および収量の低下が確認された。一方,現地での播種作業能率は1.65h/haで、坪刈収量は585kg/10aであった。7月...
有明海沿岸平坦重粘土地帯における水田輪作技術の体系化及び品質管理システムの現地実証
摘要 試験場内での水稲のショットガン直播では、無カルパー種子の打ち込み強度と播種量について試験を実施したが、打ち込み強度が弱いほど苗立ちが向上し、収量は増加した。現地圃場でも無カルパー種子を直播し、...
北部九州水田輪作地帯における省力低コスト生産技術の体系化と現地実証
摘要 現地の小豆用目皿播種機による水稲乾田点播直播では、播種後の連続する降雨のため、苗立数は55本/m2とやや少なかったが、生育は良好で、移植区と比較して、倒伏程度がやや大きかったものの、収量はほぼ同程...
鉄コーティング種子を用いたイネ湛水直播栽培とトリプルカット播種機を用いたムギ・ダイズ栽培による低コスト水田輪作システムの構築と実証
摘要 鉄コーティング種子の大量製造において種子伝染性病害防除効果を確認し、出芽・苗立ち期における防除を組み込んだ施肥播種一貫体系を確立した。現地実証圃の畦畔管理を除く作業時間は12.5h/10a、全刈収量は5...
山形県庄内の事例をもとにした飼料用米生産の農業経営と地域社会に与える効果
摘要 庄内地域のコスト低減技術の調査から、(1)先進取組JAでは品種をふくひびきに統一し乾燥調製を共乾施設利用に限定している、(2)コスト低減技術として鉄コーティング、湛水、不耕起V溝などの各種直播、輪作...
摘要 水稲作・畑作・飼料作等の土地利用型農業における高効率化や高精度化による農業生産コスト縮減を可能とする農業機械・装置の開発に関して、小型汎用コンバインでは、水稲収穫時の脱穀選別損失を3%に抑えつつ...
摘要 農業技術の開発方向の提示に関しては、a)水田の有効活用と畜産経営の発展に有効と考えられる、飼料イネを利用した水田の冬季放牧利用技術を技術研究分野とともに開発し研究成果情報として公表した。b)水田放...
摘要 寒冷地におけるタマネギ等野菜類の新たな作型の開発に関しては、秋まき中晩生品種で3月初旬まで、春まき品種で3月中旬までに播種することで、球重200g程度のりん茎が収穫でき、端境期の7~8月収穫が可能であ...
カンショ新栽培技術体系を核とした大規模畑輪作生産システムの確立
摘要 カンショの育苗・採苗に関しては、大量密植育苗システムにより生産したカンショ小苗を用いた現地試験において、植付1ヶ月後の欠株率は小苗15.0%、慣行苗5.3%であり、補植後も小苗が2.8t/10a、慣行苗が3.4t...
摘要 バレイショの全粒種いも生産に関しては、バレイショの塊茎はジベレリン処理により小粒化し、20ppm処理により全粒規格内比率は、無処理に比べて5~14ポイント増加すること、株間を狭めた密植栽培により小粒塊...
次世代高生産性稲開発のための有用遺伝子導入・発現制御技術の高度化と育種素材の作出
摘要 有用遺伝子を活用した育種素材の開発に関しては、a)光合成能の向上のために、ラン藻由来のカルビンサイクル構成遺伝子(FBP/SBPase)を葉緑体移行型に改変し、転写・翻訳レベルの上昇が確認された有望系統の...
摘要 汎用利用可能な表層散播機や、新規苗立ち促進素材等を用いた水稲直播栽培技術に関しては、a)乾田直播圃場の減水深を制御するため、直径60cm、作業幅2m、重さ約1tの鎮圧ローラを試作した。ロータリ耕起後に5...
摘要 節水型の水稲直播とムギ、ダイズの簡易耕を利用した中小規模水田の省力輪作体系に関しては、a)地下水位制御システムを利用した節水型の安定多収栽培技術について、ムギ収穫後の水稲耕起乾田直播栽培では、「...
多雪重粘土地帯における播種技術及び栽培管理技術の高度化による水田輪作システムの確立
摘要 畝立て播種等によるムギ、ダイズの安定多収栽培と水稲直播を組み合わせた2年3作体系に関しては、a)水稲のエアーアシスト直播とムギ・ダイズの耕うん同時畝立て播種技術を組み合わせた水稲-オオムギ-ダイズの...
摘要 グレンドリルやチゼルプラウ等を活用した高能率な大規模水田輪作システムに関しては、a)条間25cmの真空播種機を開発し、水稲、ナタネが高精度に播種できることを明らかにした。また、試作したチゼルプラウシ...
摘要 地下水位制御システム等を利用したダイズ安定多収栽培法について、a)梅雨期、秋雨期に湿害、夏期に干ばつが生じる水田において、地下水位制御による増収効果を確認し、特に狭畦と不耕起栽培を組み合わせた場...
地下水位制御システムを活用した温暖平坦地向け水田輪作システムの確立
摘要 不耕起や浅耕播種技術と地下水位制御システムを組み合わせた2年4作体系の開発に関しては、関東地域において、a)水稲品種「ほしじるし」は、乾田直播の標準期播種で600kg/10a程度の玄米収量を示したが、ムギ...