摘要 1.背景・目的:飼料自給率向上は大きな政策課題であるが、具体的に検討が進んでいるのは飼料イネを含む飼料作物増産や食品残渣の有効利用で、飼料米については余剰米処理対策としての利用の域を超える検討...
集落法人によるTMRセンターへの安定的自給粗飼料供給のための低コスト生産技術と利用技術の開発
摘要 (1)背景・目的:本県では、集落農場型農業生産法人(以下集落法人)を核とした集落営農の構築を図っている。集落法人の収益の大半は食用米であり転作作物として飼料イネが普及しつつあるが,飼料作物はこ...
飼料イネを基軸とした他作物との組合わせによる転作田高度利用技術
摘要 (1)目的:稲発酵粗飼料(飼料イネWCS)が県内の集落農場型農業生産法人を中心に転作田で生産されているが,飼料イネの販売収入だけでは経営を維持できず補助金に依存しているのが現状である。飼料イネの裏...
10 乳肉用牛の放牧管理技術の開発2 牛の行動特性利用による低投入・軽労型肉用牛林間放牧技術の開発
摘要 前年度までと同様に、北杜市樫山牧場の試験草地と、小淵沢町の夏季、秋季放牧試験林地を用いて放牧試験を行った。また、秋播飼料作物による冬季放牧試験地を酪農試験場内に設置し、1月以降放牧試験実施する...
畑作酪農地帯におけるセミソリッドふん尿の効率的循環利用システムの現地実証
摘要 畑作酪農地帯において取り扱いが難しい酪農場のセミソリッドふん尿は、固液分離機を用いることで堆肥化が可能な固形分と、速効性肥料分の高い分離液に分離できる。固形分は切り返しによって堆肥化をすすめ、...
飼料作物周年作付け体系による堆肥由来窒素の土壌下層移行抑制技術の確立
摘要 畜産経営の規模拡大や団地化の進行に伴い、家畜ふん尿の偏在と過剰施用による環境への影響が問題になっている。本県は冷涼な気象条件と労働不足から飼料作物の作付けは1年1作となっている圃場が多く、裸地期...
イネ科飼料作物に萎縮症を起こすヨコバイの分布拡大要因と被害発生機構の解明
摘要 フタテンチビヨコバイの温度発育反応と温度別の生活史パラメータを解析した結果、本種は高温耐性が強く成虫寿命が長いことを明らかにした。近年の多発生には、これら特性と最近の暖冬傾向が関係していること...
環境保全型家畜ふん尿循環利用システム実証事業I.畜産環境リスク管理指針の策定と環境負荷軽減技術の開発(1)ふん尿還元可能農地面積に基づく飼養可能頭数算定法
摘要 十勝の酪農・畑作複合地帯において、酪農側でふん尿主体施肥設計を行った場合のふん尿散布可能量、および畑作への移動可能量、畑作での受け入れ必要面積を試算し、ふん尿の循環・利用の基礎資料とする。方...
摘要 ○目的:大家畜経営において、長大型飼料作物は、広く普及し栽培されている。しかしながら、サイレージ調製において、数人による組作業が主流であるとともに、その後の給与 作業まで含め、労働負担が大きく、...
摘要 ○目的:本県の主要自給飼料の作付面積は、牧草、飼料用とうもろこしが突出し、次いでソルガムが利用されている。これらのうち長大飼料作物はホールクロップサイレージとして子実体も含まれ、栄養価が高く、濃...
摘要 ○目的:とうもろこし、ソルガム等の長大型飼料作物は栄養的に優れていることから、安全・安心な国産飼料として需要は高まってきているが、大家畜経営の大規模化の進展の中で自家生産には限界があり、外部から...
黒毛和種肥育素牛の集団飼養におけるTMRを活用した自給飼料多給型育成技術の確立
摘要 ○目的:肥育素牛の育成においては,これまで子牛市場において体重重視の取引がなされていたために,濃厚飼料を過剰に給与する傾向が強い.これに対し,育成期から肥育前期にかけて濃厚飼料の給与を制限し,粗...
摘要 これまで畜産経営内における堆肥利用の主体は、デントコーンなどの飼料作物であり牧草への利用は多く行われていない。しかし、経営内でも堆肥の利用拡大を進めるためには牧草に対する活用方法を提示する必...
摘要 飼料作物の安定多収栽培技術、家畜の精密飼養管理技術や高品質家畜ふん堆肥生産技術の高度化が進んでいる。これらの技術について経営的な評価を行い、技術を導入する際の判断基準を明確にするとともに、電子...
摘要 1 背景:「食料・農業・農村基本計画」による我が国における食料の安定供給を確保するため、飼料自給率の向上が急務である。 自給飼料生産拡大の一環として、都市近郊における耕作放棄地の有効利用が重要...
稲わらサイレージおよび食用米副産物等を活用した黒毛和種去勢牛向け発酵TMR調製・給与技術の開発
摘要 1.目的:本県の肉用牛肥育経営においては、口蹄疫等の飼料安全対策や飼料自給率向上の観点から、輸入稲わらから県産わらへの転換は喫緊の課題となっている。しかし、乾燥稲わら回収時の天候不順や労力不足...
飼料作物高度利用作付け体系下における家畜ふん堆肥を利用した多収栽培技術の確立
摘要 長野県で育成選抜された飼料用ソルガム新品種は、高い乾物生産性や耐倒伏性の高い品種、優れた消化性および嗜好性等、多様な特性を持つ。一方、畜産経営では粗飼料自給率の低下および家畜ふん尿の過剰問題が...
地域資源活用による乳牛の生涯生産性向上に向けた飼養技術の確立
摘要 目的:(1)背景・目的ア 本県の酪農経営は、飼養規模拡大と高泌乳化が進んできており、平成12年の30頭以上飼養階層は474戸(22.6%)と戸数で平成2年の1.4倍に拡大するとともに、1頭当たり乳量もこの間に約60...
摘要 目的:(1) 背景(i)県は、大家畜生産の基本計画として「岩手県酪農・肉用牛生産近代化計画(平成13年3月)」を策定し、資源循環利用による良質な自給粗飼料生産の拡大を基本に(飼料自給率現状26%、H22目標4...
黒毛和種肥育素牛の集団飼養におけるTMRを活用した自給飼料多給型育成技術の確立
摘要 目的:ア 県は,胚移植により乳牛から生産された黒毛和種を地域内の育成農家に預託し,その後地域内で一貫生産することを想定した肉用牛生産基盤の拡充を重点化方針としている. イ 肥育素牛の育成において...