摘要 牛の飼養管理上必要な敷料に完熟堆肥を利用する技術を開発し、排泄物の有効利用と同時に敷料費の低減化を目指す。9年度は堆肥の乾燥特性の検討と実際に堆肥を敷料として利用している農家の実態を調査し、問...
東北タイにおける飼料用さとうきび品種育成のための遺伝資源調査
摘要 乾燥、塩類集積土、白葉病汚染など、東北タイの厳しい環境下で持続的に生産が可能な飼料作物としてのさとうきび優良品種育成の可能性・方向性を検討するため、育種素材を調査した。タイ農業局の育成系統、及...
摘要 南九州における飼料用トウモロコシ作は、台風被害による収量の低下が不安定要因となっており、夏季の青刈飼料として有望な飼料作物も少ない。一方、かんしょは台風災害にも強く、茎葉にはビタミンや無機塩類...
摘要 農業機械の基本課題である高水分粗大物資(粗飼料等)のハンドリングに関しては、多くは機械化されたものの、その貯蔵・調製加工工程の多くに繋ぎ作業としての人力作業が介在する。本研究では、8年度までに...
摘要 畜産廃棄物の利活用を促進するため、家畜ふんの窒素肥効を任意に調節する手法開発を目的としている。9年度は異畜種の乾燥ふんを混合・成型した肥効調節型ペレットを作製してソルガムとインゲンマメをポット...
摘要 微生物分解型緩効性窒素肥料および家畜ふん尿を原料とする環境保全型緩効性新資材を開発し、これらを利用して野菜等の高品質化を図る。9年度は鶏ふんペレット(乾燥鶏ふんのみを使用)、鶏ふん加工ペレット...
摘要 被害が多発しているシロクローバ菌核病に対する抵抗性の簡易検定法を確立する。8年度までに、麦フスマとバーミキュライトを混合した培地で菌核病菌を培養し、低温・高湿度の人工気象室内で接種する検定法を...
飼料の調製・加工に伴う窒素成分変化の解明とその栄養的評価(229)
摘要 サイレージ調製時の発熱によって引き起こされる牧草中の成分間反応ならびにこれに伴う窒素成分の変化の解明と、反応生成物の家畜栄養的および生理的評価を目的とする。9年度は、最終反応生成物である褐変物...
摘要 これまでに特別研究「強害雑草」でヒルガオの生態と防除について基礎知見を得た。さらにヒルガオを生態的防除と化学的防除に基づいた総合防除法により制御する。加えて強害植物に共通する地下部の栄養器官の...
摘要 出穂特性を人工環境下で評価するための予備試験を、ファイトトロン及び蛍光灯と電球を設置した人工気象室を用いて、20℃・24時間日長で行った。いずれの場合も出穂まで生育させられたが、人工気象室を用...
ロールベールサイレージ向け機械化適性ギニアグラス品種の育成(101)
摘要 ギニアグラス8系統を用いてロールベール調整に適した特性の解明を行った。1番草の乾燥速度では72時間後の水分含量が九州8号14.4%~グリーンパニック39.9%と大きな系統間差を認めたが、2番草...
摘要 アルファルファ等の他殖性植物は採種により世代を進めることにより、遺伝的な組換を生ずる。そのため、遺伝的なシフトを伴わない不定胚によるクローンの増殖のための培養法、貯蔵のための乾燥耐性誘導法、乾...
摘要 とうもろこしの遺伝資源の保存およびF1品種育成の効率化のため、花粉の凍結保存方法を検討した。湿度制御装置を作成し、凍結保存前の花粉の乾燥処理を相対湿度70%で行った結果、凍結保存の最適含水率は...
摘要 アルファルファ水耕培養液をそのまま凍結乾燥した際に生じる不溶性の沈殿は根より分泌された有機酸分析の障害となる。この沈殿をなくするために、濃縮前の前処理として培養液を陽イオン交換樹脂に通す方法を...
摘要 パワーホモジナイザーを使って、ELISAに用いる試料抽出液を調製する方法について検討した。破砕に用いるスピンドルは試料が小さく、柔らかくなるほどチューブとの隙間が狭くなるものの選択すると破砕効...
新形質付与のためのエンドファイトの機能解明-耐病虫性に関与する物質
摘要 エンドファイト感染植物の耐病虫性機能を物質レベルで解明する。凍結乾燥したエンドファイト感染ペレニアルライグラス(品種ブライトスター)を有機溶媒で順次抽出したところ、メタノール抽出エキスにシバツ...
ルーメン内菌体蛋白質合成効率向上のための粗飼料評価手法の開発(157)
摘要 反芻家畜の前胃内では飼料中粗蛋白質のかなりの部分が溶解し、ある部分は細菌に利用されて菌体構成物質となる。しかし、無視できない量の粗蛋白質が無駄になって、尿中へ排泄されることが多い。その割合を前...
摘要 敷料は牛舎内のふん尿による泥ねい化を防ぎ、衛生的な環境作りに有効で、牛の飼養管理上重要な資材である。しかし、十分な効果を発揮させるには大量に必要とするため経済的な負担が大きく、低コストな敷料の...
摘要 微生物分解型緩効性窒素肥料および家畜ふん尿を原料とする環境保全型緩効性新資材を開発し、それらを利用して野菜等の高品質化を図る。8年度では、■ゼオキサミドの緩効性がホウレンソウとコマツナの収量と...
摘要 サイレージ調製時の発熱によって生じる飼料中成分間反応は飼料栄養価ロスの原因の一つであるが、サイレージ調製時の発熱と熱反応生成物との関係、および熱反応生成物の家畜体内への影響はあまり明らかになっ...