要約 複合病虫害抵抗性を有するアールス系「アールス輝」を育成した。本系統は、うどんこ病、つる割病及びワタアブラムシに高度な抵抗性を示す。果形は正球形で美しく、ネット発現にも優れる。また、糖度、香りと...
沖縄におけるイチゴの年内収穫と2作型組合せによる収量の平準化
要約 沖縄ではイチゴ「さちのか」の自然分化苗は年明けから収穫が始まる。20日間の短日夜冷処理を行うと12月上中旬から収穫が始まるが、収穫の中休みが生じる。短日夜冷苗と自然分化苗を同面積栽培すると収量の平...
要約 加工用トマト「らくゆたか」は、大果で、ジョイントレス果柄を有し、へた離れがよく、手取り収穫しやすい多収性のジュース加工用品種である。 キーワード 加工用トマト、新品種、大果、ジョイントレス果柄、...
要約 「河内赤かぶ1号」は、在来のカブ「河内赤かぶ」に根こぶ病抵抗性のカブ「77b」を交配し、「河内赤かぶ」へ戻し交雑した根こぶ病抵抗性カブで、在来の「河内赤かぶ」より品質、漬物食味が優れている。 キー...
要約 25歳から44歳の主婦をターゲットとした複数の商品コンセプトについてアンケート調査を行ったところ、粉末茶関係のコンセプトの使用意向が高く、新商品開発の候補と言える。しかし、初回購入を発生させるため...
水田・畜産業が混在する大規模野菜地帯における河川の窒素動態解析
要約 農耕地に畜産業が混在する地域を流れる河川の窒素動態は、畜産からの窒素排出負荷量を考慮する必要がある。また、河川への窒素流出には水田の占める割合が大きく関与し、畑地からの流出水(地下浸透水)が水...
要約 ニガウリ新品種「試交4号」は、露地栽培の作型で収量が5.3t/10aと中長に比べて高い。雌花数が適度で、果皮色は濃緑色である。 キーワード 新品種、雌花数、露地栽培 背景・ねらい 「群星」「汐風」は、雌花...
要約 胚珠培養によりマーガレットとハナワギク、シュンギクとの属間雑種個体を作出した。初めて作出したハナワギクとの雑種個体は花色等に従来のマーガレットにはない特性を有しており、新品種、育種素材としての...
要約 低樹高で新規な樹形の‘ハマナス低性1号、同2号’を育成した。‘ハマナス低性1号’は低樹高(約45cm)、赤紫色の一重咲き、多花性である。‘同2号’はさらに低樹高(約30cm)、桃色の八重咲きである。 キーワード ...
沖縄における軟X線照射花粉を利用した種なしスイカの作型と品種
要約 亜熱帯沖縄における軟X線照射花粉の授粉による種なしスイカの作出には、作型は早熟、品種は「富士光」が適する。保存花粉の利用も可能であり、短期保存は乾燥条件下の5℃で、長期保存は酢酸エチルに浸漬して...
要約 装置の稼動に電力を用いない、フィールド養液栽培装置は、既存のパイプハウスに設置でき、装置の管理は容易で養液の分析調整は不要であり、安いランニングコストでキュウリ、トマトの栽培ができる。 キーワ...
キャベツ栽培における畝内条施肥による窒素の利用率向上と溶脱低減
要約 夏まき年内どりキャベツの全量基肥栽培における被覆肥料の畝内条施肥は、慣行の全層施肥法と比べ、施肥窒素利用率が向上し溶脱量が低減する。 キーワード キャベツ、畝内条施肥、被覆肥料、窒素利用率、窒素...
要約 硬化した成葉にチャ炭疸病菌を付傷接種し、オアシス育苗形成培地を使用した実験系で2週間培養すると、炭疸病拡大抵抗性の差異に基づく病斑が形成され、抵抗性を4段階に評価できる。 キーワード チャ、チャ炭...
要約 大豆種子のショ糖濃度は成熟に伴い大きく変動し,早生品種では、初夏に最大となり、えだまめ適期を迎える。その時期に最も濃度が高いのはダダチャマメ系統である。一方、秋のえだまめとして人気のある丹波黒...
要約 水なすを漬込む前に果皮をもみ殻で軽く摩擦し、傷を付けることにより、果皮へのアルミニウム(Al)の浸透不足を解消し、部分的に紫色や茶色を呈する水なす漬の色むらを防止できる。 キーワード 水なす漬、果...
要約 加工食品のラジカル捕捉活性を測定した結果、イチゴジャムやフキ佃煮の活性が高かった。黒大豆の煮豆・きな粉・豆乳・味噌のラジカル捕捉活性は、原料大豆より高まったが、イチゴジャム、赤カブ糠漬け、そば...
要約 静岡県内の農耕地土壌は、土壌表層だけでなく、下層でも塩基類やアニオン類の 濃度が高い事例がみられる。 背景・ねらい 県内の従来の土壌調査では肥培管理が土壌深部まで及ぼす影響についてのデータが少な...
要約 ‘はくさい中間母本農7号’は、小胞子からの植物体再分化能が高く、しかも再分化個体には高頻度で半数体倍加個体が含まれる。本系統を片親に用いた交雑後代を小胞子培養することにより、短期間に...
要約 大豆種子のスクロース濃度は成熟に伴い大きく変動し、早生品種では初夏に最大となり、エダマメ適期を迎える。その時期に最も濃度が高いのはダダチャマメ系統である。一方、秋のエダマメとして人気のある丹波...
窒素濃度の高い河川水かん水砂地ほ場でのニンジンの窒素施肥量削減
要約 硝酸性窒素濃度が約30mg/Lの河川水を砂地のニンジン栽培にかん水することにより、窒素施肥量を慣行(25.2kgN/10a)に対し、40%削減することが可能で、同時に河川の窒素流出負荷軽減が期待できる。 キーワー...