要約 紀伊半島西岸海域において、カタクチイワシシラスの成長速度を周年にわたって調べた。その結果、成長速度は1日あたり約0.3mmから0.8mmの範囲で変動し、水温が高い時期に速いことが明らかとなった。 背景・ね...
要約 梅酢添加配合飼料で飼育したマダイ(梅マダイ)と通常配合飼料で飼育したマダイ(対照マダイ)に対して、エドワジエラ症およびイリドウイルス病に関する攻撃試験を実施した。両疾病ともに、梅マダイの累積死...
紀伊水道周辺海域におけるマルアジの年齢・成長解明と資源解析の再検討
要約 紀伊水道周辺海域の重要資源であるマルアジについて、最新の耳石解析手法により年齢・成長を明らかにするとともに、資源量の推定を行った。その結果、マルアジは従来の知見に比べ成長が遅く、長寿であること...
要約 選択培地の改良および2倍希釈懸濁液の遠心上清の塗布により、スターチス萎凋細菌病菌(Burkholderia caryophylli)の低密度汚染土壌中から102cfu/g乾土を検出できる。 キーワード スターチス萎凋細菌病菌、...
要約 トマトかいよう病菌選択培地CMM培地を用いると、施設栽培での全身感染株から採種したミニトマト種子よりトマトかいよう病菌(Clavibacter michiganensis subsp. michiganensis)を検出することが可能である...
シバ混在畦畔における薬剤散布と草刈りによるシバ優占植生への誘導技術
要約 シバが混在する畦畔では、抑草剤および除草剤の散布と草刈りを併用することにより、2~3年でシバの優占化が可能となる。シバが優占化した畦畔では、以後の草刈り作業が年2回程度で済み省力化できる。 キ...
自動灌水装置を用いた水分制御による半促成栽培トマトの高糖度化
要約 カーネーションの2年切り栽培において、1年間栽培した株を1回で切り返すのではなく、 2回に分けて草丈を段階的に低く切り返す、あるいは側枝を半分ずつ2回に分けて切り返すことにより、 高温時でも生存...
要約 営農試験地の経営モデルでは、経営耕地面積の23~33%まで連年安定生産システムを導入でき、所得が15~24%増加する。導入費用を3年以内に回収するには高品質果実をレギュラー品より50円/kg以上高く販売す...
クローラ運搬車による軽労化を目的とした緩傾斜階段園の小規模改造
要約 支線モノレールまたは市販の資材で製作したピットを利用してカンキツ緩傾斜階段園にクローラ運搬車を移送し、スロープ等の設置によりテラス間移動等を可能にしてクローラ運搬車の利用範囲を拡大することで、...
スギ、ヒノキ樹皮粉砕繊維の鉄処理による生育障害要因の除去技術
要約 新鮮なスギ、ヒノキ樹皮粉砕繊維を培養土素材として用いる場合、硫酸第一鉄の0.2~0.5%溶液に 樹皮を浸漬すると植物に対する生育障害の影響が軽減される。樹皮の水溶性ポリフェノール含量は、 硫酸第一鉄溶...
要約 チビクロバネキノコバエBradysia agrestis Sasakawaが貯蔵中の種子用ショウガ根茎を 加害することを初めて確認し、貯蔵前に20℃で48時間または25℃で24時間、濃度95 %以上の二酸化炭素で くん蒸処理すること...
要約 育苗用土を入れた3号ポリポットを播種箱に並べて透明ビニルで全体を包み、小型ビニルトンネル内に 密閉すると、6~9月の晴天日には最高地温が60℃以上になり、晴天日1日の処理で苗立枯病菌、根こぶ病菌、...
野外採集したヒメハナカメムシ類によるシシトウガラシのアザミウマ類防除
要約 野外で宿根バーベナなどの景観植物を栽培するとヒメハナカメムシ類が自然発生し、6~7月に 多くなる。そのヒメハナカメムシ類を天敵採集装置で採集して雨よけ栽培シシトウガラシに放虫すると、 重要害虫ア...
ウメ枝枯病の主要伝染源の解明と病斑形成枝の粉砕機利用による防除
要約 ウメ枝枯病の枯枝上の病斑は胞子形成能が高く、伝染源として重要である。枯枝や病斑形成枝は園内に 放置すると伝染源となるが、これらを粉砕機で粉砕すると放置してもほとんど胞子が生産されず伝染源と なら...
要約 シュッコンカスミソウ切り花の花持ちは、湿式輸送が乾式輸送より品質保持に優れ、20℃での輸送でも 乾式輸送ほど花持ちの低下は認められない。また、湿式輸送では、10℃の低温かつ24時間の短時間の輸送で、 花...
要約 プリムラ・マラコイデスのセル苗を、8℃・24時間連続照明下において30日間冷蔵処理し、 出庫・鉢上げ時期を10月中旬とすると11月中~12月上旬にかけて開花する。苗冷蔵処理後のジベレリン施用が 開花促進効...
要約 実エンドウの早生品種「紀の輝」の連作地における施肥方法は、基肥を晩生品種「きしゅううすい」の 窒素成分10kg/10aより少ない5kg/10aとし、追肥を窒素成分15kg/10aと多くすることで、L莢率が高まり、 初期...
要約 冬春どりハウス栽培における実エンドウ「きしゅううすい」のみかけの光合成の適葉温は、光強度が 強いほど高くなり、冬季晴天日の適葉温は16~20℃、曇天日は14℃程度である。また、CO2濃度が 高いほど光合成...
要約 実エンドウの夏まき年内どり栽培における播種適期は、「紀の輝」、「きしゅううすい」ともに 8月9日~12日であり、上物収量は10a当たり700~1000kgである。高温期の花は落花し着莢しないため、 収穫時期は10...
Y/Rを用いた紀伊水道東部海域シラス漁業の最適な漁業管理方策と禁漁効果の評価
背景・ねらい 近年、漁業者は自主的に成長管理を行っている。この漁業管理は主に漁業者の経験のみに依存したものであり,漁業管理をより効果のあるものにするために、資源学的な検討が必要である。
最適な解禁...