逆転ロータリとサイドディスクを活用した大豆の畝立て一工程浅耕播種技術
要約 逆転ロータリの爪配列を平高畝仕様に変更し、前方にサイドディスクを取り付け、畝立て、排水溝の作成、前作麦稈のすき込み、大豆の浅耕播種を一工程で実施できる技術である。浅耕により排水性を確保しながら...
省力的な栽培が可能で、大果で日持ち性に優れた多収性イチゴ品種「恋みのり」
要約 イチゴ「恋みのり」は連続出蕾性に優れた大果、多収性の促成栽培向け品種である。摘果作業の必要性が少ない適度な果房当り果数を有し、果実の揃いがよく、栽培管理および収穫・調製作業の省力化が可能である...
要約 ・福岡県のまき網船団は、船団同士で競争意識が強く競い合って操業していたため、非効率な操業となっていた。鐘崎地区の3船団について、運搬船の減船と操業の再編を行った。その結果、燃油量が1船団あたり18...
要約 「くすもち二条」は暖地・温暖地の平坦地に適応する皮性のもち性二条大麦である。「ニシノホシ」と比較して、出穂期は同等で、成熟期は2日程度早い。短稈で穂が長く、穂数および整粒歩合は同等だが整粒重は...
熊本地震で水田に生じた不陸凹部のダイズは湿害によって減収した
要約 2016年熊本地震の被災水田では土面に著しい凹凸(不陸)が生じるとともに、給水管破損に伴い水稲の作付けが困難となった。不陸が生じた水田で水稲の代わりにダイズを栽培した結果、凹部のダイズは湿害を受けて...
要約 研究所は、豊前海において漁獲が低迷しているアサリの資源回復を図るため、「かぐや装置」を考案し、稚貝の効率的な育成手法を検討した。当初、干潟...
四季成り性イチゴの連続開花性の強弱と日長処理による花成誘導効果
要約 連続開花性の異なる四季成り性イチゴ品種に日長処理を行うと、連続性の強弱により花成反応の程度は異なり、自然日長では花芽分化しにくい品種は日長処理による花成反応が顕著で花成制御が期待できる。 キー...
要約 ・福岡湾でのテナガダコの漁獲量は隔年で増減を繰り返している。 ・雄の性成熟度指数、雌の生殖腺重量指数から産卵期は8~9月頃と推定された。 ・9月に産卵された卵は約2ヶ月で孵化し、翌年9月には外套...
要約 北九州関門海域におけるマダコの成長及び成熟について新たな知見を得た。 背景・ねらい 北九州市関門海域のマダコは「関門海峡たこ」のブランド名で取り扱われ、地域の重要な漁業種となっている。しかし、当...
要約 海水中のDIP濃度の低下が養殖ノリの生育に与える影響について新たな知見を得ることができた。 背景・ねらい 近年、福岡湾内において海水中のDIP(溶存無機態燐)濃度の低下と共に養殖ノリの色落ちが毎年発生...
要約 杉葉を基質としたアコヤガイの天然採苗は膨大な作業量と高いコストがかかるため、新たな基質を使用しての効率的採苗手法が求められている。トリカルネットを基質として採苗試験を実施した結果、杉葉よりも多...
要約 福岡湾のノリ、ワカメ養殖場で養殖期間中に水質調査を行った結果、3年間とも無機態窒素は十分量ありますが、無機態リンは養殖期間後半に減少し、その後ノリは色落ちし、ワカメは葉体が流出しました。そこで...
要約 福岡湾で覆砂を行うと、底質環境が改善されるとともに餌料となる底生生物が増加し、その結果、水産有用生物の良好な育成場または好漁場を形成することが確認された。 背景・ねらい 福岡湾はクルマエビ、カレ...
要約 「きたほなみ」と「チクゴイズミ」の交配後代から製粉性で選抜した小麦系統は、軟質で「きたほなみ」並に製粉歩留が高く、アラビノキシラン含量は「きたほなみ」と同様に低く、暖地においても飛躍的に製粉性...
動態モデルから推定した麦作雑草カズノコグサの埋土種子を低減する耕種操作
要約 カズノコグサの埋土種子動態は、播種前出芽個体の防除と土壌処理除草剤の効果に強く影響を受け、埋土種子を減少させるためには、これら防除効果の向上に加え、麦類の播種時期を遅らせて種子生産量を減少させ...
要約 リヤカバーのないアップカットロータリを用い、耕起時に飛散する土壌中に肥料や種子を帯状に施用・播種することにより、肥料の施肥位置を深層や表層などへ容易に調節できる耕うん同時施肥播種機である。 キ...
高温年における「ヒノヒカリ」の好適出穂期は従来よりも4日程度遅い
要約 近年の高温条件下では、暖地水稲「ヒノヒカリ」の収量および品質に対する好適出穂期は、従来の移植適期である6月中旬田植えした時の出穂期よりも4日程度遅い8月27~28日となる。 キーワード 暖地水稲、ヒノ...
要約 クサネムによる減収、収穫作業阻害、種子混入による玄米品質低下を回避するための必要除草期間は、それぞれ移植後14日、21日、29日間である。畦畔際周辺では中干し期に発生した個体は大量の種子を生産するの...
トビイロウンカと縞葉枯病に強く、高温登熟性に優れる水稲品種候補「西海267号」
要約 水稲「西海267号」は「ヒノヒカリ」熟期の複合抵抗性系統である。マーカー選抜により、トビイロウンカ、縞葉枯病、穂いもちに対する抵抗性遺伝子が導入されている。「ヒノヒカリ」よりも高温登熟条件下での...
要約 「小麦中間母本農9号(赤かび系3号)」は閉花性で、赤かび病に対する初期感染抵抗性に優れる。また、遺伝子座(Fhb1)が抵抗性型で進展抵抗性に優れ、かび毒蓄積性も低い。両抵抗性を併せ持つ初の系統と...