パイプハウスにおける空気膜二重構造と開閉式保温カーテンの保温性
要約 屋根面を空気膜二重構造とすると、日中の透過日射量は低下するが、ハウス外への放熱量が少ないので、開閉式保温カーテン(日中開)と比べて室温は高く、地温と地中伝熱量は同程度となる。夜間の放熱量は開閉...
牛ふん籾殻堆肥を20年連用した細粒褐色森林土畑土壌の理化学性の変化
要約 牛ふん籾殻堆肥を20年間連用の露地畑土壌では,可給態リン酸は蓄積するが,硝酸態窒素の残存は少ない。CECが大きくなるため塩基飽和度の変化は少ないが,加里飽和度は高まり塩基バランスが崩れる。土壌のC/N...
表計算ソフトエクセルを用いた土壌中水分移動計算用のソフトウェア
要約 本ソフトウェアでは、簡易な操作で土性や給液条件の違いが土壌中での水分分布に及ぼす影響について汎用表計算ソフト(マイクロソフトエクセル)上でシミュレートすることができ、その結果を視覚的に分かりや...
アブラナ科野菜害虫類に対する昆虫病原糸状菌3種混合散布の防除効果
要約 宿主範囲の異なる昆虫病原糸状原菌Paecilomyces fumosoroseus,Beauveria bassiana, Nomuraea rileyiを混合して散布すると,アブラナ科野菜圃場内に発生する複数の害虫類を同時に防除できる。 キーワード ...
光反射資材を織り込んだ防虫網展張による微小害虫の施設内侵入抑制効果
要約 イチゴ四季成り栽培施設において、光反射資材を織り込んだ防虫網を施設開口部に展張することで、アザミウマ類やアブラムシ類の侵入を抑制できる。 キーワード アザミウマ類、アブラムシ類、イチゴ四季成り栽...
牛ふんたい肥の連用は雨よけホウレンソウの収穫後しおれを低減する
要約 牛ふんたい肥連用土壌で育った雨よけホウレンソウは収穫後しおれが少ない。しおれ低減効果には生育中の土壌物理性の影響が大きいと考えられ、しおれが少ないホウレンソウが育つ土壌条件はpF1.5 における気相...
トマト半促成作型の循環式固形培地耕における生育初期の窒素施肥量
要約 トマト固形培地耕の半促成作型における窒素施肥量は、定植~第2房開花期まで1.8me-N/plant・day、第2~3房開花期まで3.6 me-N/plant・day、第3~5房開花期まで7.1 me-N/plant・day とする。 キーワード トマ...
トマト養液土耕における誘電率土壌水分センサを利用した水分分布の制御
要約 トマト養液土耕において、誘電率土壌水分センサを目的とする深さに埋設し、出力値の変化から水分の到達を検知して潅水を停止する方法によって水分分布を制御できる。 背景・ねらい 根域を適切な大きさに制限...
要約 培地内の二酸化炭素濃度をモニターしながら通気を行うことで果実収量が増加する。培地内の二酸化炭素濃度は生育に大きく影響すること、また通気の効果は培地内の二酸化炭素の排出であることが示唆される。 ...
イチゴ夏秋どり栽培における冷水ウォーターカーテンの利用による昇温抑制
要約 イチゴ夏秋どり栽培において、夏期高温期にハウス内にウォーターカーテンを設置し、冷水を散水すると,施設内気温,地温および葉温の昇温が緩和され,果実収量が増加する。 キーワード イチゴ、夏秋どり、ウ...
イチゴ10月どり栽培における自然換気型細霧冷房と遮光資材による昇温抑制効果
要約 自然換気型細霧冷房と遮光率60~70%程度の資材を組み合わせることでハウス内温度を降下させることができる。70%の遮光資材では、「とちおとめ」の第1次腋果房の花芽分化を30%程度促進させることができ10...
トマト(海外品種)の夏秋どり栽培における果実収量および果実品質
要約 海外(オランダ等)で栽培されている赤系品種を夏秋どり作型で養液栽培すると、果実品質は糖度、酸度とも国産品種より低いが、商品果率、果実収量ともに高く,果皮硬度は固いので業務用トマトに適する。 キ...
要約 施設トマト栽培において籾殻を施用することにより過剰な土壌中無機態窒素の影響を緊急的に回避できる。透水性の増大により潅水チューブ直下の土壌中無機態窒素量は速やかに減少し、窒素の有機化によりチュー...
イヌホタルイが発生した水田におけるアカスジカスミカメの防除適期
要約 イヌホタルイが発生した水田では,出穂始から穂揃期に薬剤散布を行うことでアカスジカスミカメによる斑点米被害を抑制できる。 キーワード イネ,アカスジカスミカメ,イヌホタルイ,防除適期,斑点米 背景...
要約 汎用化水田の機能を維持するために、もみ殻の腐植化により空洞化しつつある本暗渠疎水材部にもみ殻を充填できる。一般の鉄工場に製作依頼でき、営農組織等が保有する37kW(50PS)以上のトラクタで、牽引作業が...
逆転ロータリと目皿式播種機による広畝成形同時播種方式の水稲乾田直播への利用
要約 逆転ロータリと麦・大豆用傾斜目皿式播種機による広畝同時播種方式は、播種と同時にロータリ爪による溝を安定的に成形することができる。成形された溝への通水により土壌水分調整ができ苗立ちが安定するため...
要約 穂揃期の稲体の窒素栄養状態を示す窒素保有量や葉色に気象要因を加味した玄米タンパク含有率の予測式と玄米の充填示数から、玄米タンパク含有率と品質を良好に保つための穂揃期の葉色の範囲を籾数レベルごと...
要約 水稲「ひとめぼれ」の味度値は出穂期が遅いと高い傾向にあり,安全出穂期内では,出穂後40 日間の日平均気温と味度値には負の相関関係が見られる。また,味度値と出穂後積算気温の関係では,移植栽培に比べ...
要約 ヒトデは、腐敗が早く、強い臭気を発生するため、水産現場でたい肥化処理を行う必要がある。たい肥化するためには、新鮮ヒトデ1+完熟たい肥3+モミガラ(容積重調整)+廃植物油(全体重量5%)を混合す...
ファン付き作業着(商品名:空調服)の利用による高齢者の農作業の軽労化
要約 空調服の着用により、作業者の体表面温度が低下し高齢者の農作業負担の軽減に有効である。熱線カットタイプと慣行の空調服は、同程度の温度低下効果が認められる。また、高齢作業者の総合評価では、9 割以上...