要約 白未熟粒の発生要因となる同化産物の供給不足を相対的に評価するため、穂揃期の栄養状態と高温障害の危険期の気温日較差からなる玄米充填示数を設定すると、年次を越えて白未熟粒の発生率を推定できる。 キ...
早生・低アミロース米水稲奨励品種候補系統「東北181号」の採用
要約 「東北181号」は早生の低アミロース系統で、耐冷性が強く「こころまち」より収量が優る。山間高冷地帯等における地元観光産業での業務用米需要の増加や、地域における飯米の食味向上に寄与することが期待さ...
要約 「東北177号」は耐冷性が強く、「こころまち」並みに品質が良く、食味もやや優る。山間高冷地帯を対象に2007年度より宮城県の奨励品種に採用する予定である。 キーワード イネ、早生の晩、山間高冷地、耐冷...
山間地向きの極良食味低アミロース米水稲新品種候補系統「東北181号」
要約 水稲「東北181号」は寒冷地中部では早生の晩に属する耐冷・耐病・低アミロース・極良食味系統である。宮城県で奨励品種に採用される予定で、山間地における低アミロース極良食味米として、地域特産品や加工米...
早生で耐冷性が強く良質良食味の水稲新品種候補系統「東北177号」の育成
要約 水稲「東北177号」は寒冷地中部では早生の晩に属し、耐冷性、食味が「こころまち」に優るいもち病抵抗性、良質良食味系統である。宮城県で奨励品種に採用される予定で、山間地における良質良食味米の安定生産...
要約 無線草刈機(AMX7)は、停滞水がなく地耐力のある荒廃農地の掃除刈り、及び傾斜35度程度までの棚田のり面や基幹排水路など傾斜地植生管理に利用できる。 キーワード 無線草刈機 荒廃農地 傾斜地管理 背景・ね...
短日処理10月どり超促成作型イチゴの導入は促成単独より所得が向上する
要約 短日処理による超促成作型イチゴは、年内の収量が増加するなど従来の促成作型より収益性が高く、促成作型と組み合わせることによって、促成単独の経営よりも所得が向上する。 キーワード イチゴ、短日処理、...
要約 宮城県の都市的・平地農業地域の認定農業者を対象に行ったアンケート結果から、高齢者を雇用している経営体が多い。高齢者を雇用している認定農業者は、「時間の融通がききやすい」等、高齢者の雇用にメリッ...
要約 シンテッポウユリにオリエンタルハイブリッドを交雑して育成された‘みやぎFL5号’と‘みやぎFL6号’は上向き咲きの新品種であり、自然開花期は7月上旬である。花色は‘みやぎFL5号’が鮮紫ピンク、‘み...
要約 ラズベリー「サウスランド」は、露地条件で栽培すると、夏果の収穫時期が梅雨期と重なるために果実が腐敗し、商品果率が低くなる。雨よけ栽培では、露地栽培よりも1株当たりの果実収穫量が増加するとともに、...
要約 六条大麦の止葉と上位第2葉との葉耳間長と幼穂長には高い相関関係があり、葉耳間長から幼穂長の推定が可能で追肥時期の判定に活用できる。また、葉耳間長から出穂期までに必要な日平均積算気温、日数も推定...
要約 この装置はキクの直挿し栽培に供する挿し穂の発根促進処理を簡易で大量にできるものである。一度に5万本の挿し穂を処理し、年間を通して安定的に早期に発根可能な挿し穂を供給できる。 キーワード 花き、キ...
要約 キクの早期発根可能な挿し穂生産技術は、2度Cの穂冷蔵と20度C・7日間の発根促進処理からなる。この処理では、挿し穂の腐敗が発生しない。早期発根可能な挿し穂を用いると、直挿し後4日程度で、発根率が100%...
要約 促成栽培に適し、大果・果重型で、寒冷地においても冬期の草勢が強く、‘とちおとめ’、‘さちのか’と同等または優る収量を確保でき、良質の果実形質を有し、うどんこ病に強い品種‘もういっこ’を育成した。 キ...
イチゴ夏秋どり栽培における自然換気型細霧冷房が果実生産に及ぼす影響
要約 パイプハウスを利用したイチゴ夏秋どり栽培において、自然換気型細霧冷房によってハウス内気温を湿球温度付近まで低下させることが可能であり、商品果収量、平均果実重量が増加する。 キーワード イチゴ、夏...
1年株を利用した伏せ込み栽培によるホワイトアスパラガスの12月どり生産
要約 アスパラガスの1年株を11月中旬に電熱温床フレームに伏せ込み、ホワイトシルバー等の資材で暗黒条件にすることで、11月末からホワイトアスパラガス生産が可能となる。‘スーパーウエルカム’は2L、Lクラスの...
要約 ‘とちおとめ’・‘さちのか’を利用したイチゴの10月どり作型では、定植後9月下旬まで60%の遮光を行うとハウス内温度、地温を1~2度C低下させることができ、第1次腋果房の花芽分化までの葉数が無処理より1~2...
要約 アカスジカスミカメはカヤツリグサ科のイヌホタルイに産卵し、水田内で発育する。イヌホタルイの発生が多い水田では、アカスジカスミカメの発生密度が増加し、発生期間も長くなるため斑点米発生率が高くなる...
要約 転換畑におけるダイズ紫斑病の発生には,紫斑粒の混入率の高低が伝染源の多少として関与する。また,紫斑病菌が潜伏的に感染している種子は,収穫時の紫斑病の発生量が多い程増加し,これらも翌年の紫斑粒の...
穂いもち圃場被害解析を例とした大規模後向きコホート研究,症例対照研究による変動要因の解析
要約 2003年の穂いもち圃場被害度変動要因を,大規模後向きコホート研究,症例対照研究の手法で,数量化Ⅰ類により解析した。その結果,転作復元後年数,基盤整備,葉いもち防除,穂いもち防除,移植時期などが,...