要約 水稲「関東糯164号」は超多収品種の「タカナリ」の放射線突然変異処理により育成された、インド型の短稈・穂重型の超多収糯系統である。出穂期は「タカナリ」並みで、「日本晴」より早い、中生に属する。一...
要約 水稲「関東168号」は「コシヒカリ」のMNU処理突然変異によって育成された、低アミロース系統である。「コシヒカリ」並の早生に属し、アミロース含量・千粒重・収量以外の諸特性は「コシヒカリ」と同一であ...
要約 水稲「関東166号」は、「関東141号」と「コシヒカリ」の交配により育成された、良食味系統である。出穂期はほぼ「日本晴」並の中生の晩に属する。「コシヒカリ」並に良食味で、「日本晴」より多収で縞葉枯...
要約 大豆乾燥過程での裂皮は乾燥速度を2~3%(d.b.)/h以下とすることで回避でき、そのための通風空気の加湿・調湿限界が一目で分かる空気線図を作成した。さらにこの空気線図中にむれ危険領域を重ねて示すこと...
要約 不耕起の乾田圃場に水稲を直接部分耕移植する技術を開発した。耕耘・代かきが省略できると同時に、移植後入水するので、入水後田植えする従来の湛水部分耕移植より広範な圃場に対応できる。 背景・ねらい ...
要約 稲株倣い自律走行機能、自動回行機能、遠隔操作機能を備えた田植機をベースとした自動走行式水田管理機に、ブームスプレーヤを装着し、圃場外のオペレータの部分的な遠隔支援により、圃場内を無人で防除作...
要約 大区画水田における管理作業の省力化と機械の汎用利用による機械費の低減を図るために、乗用管理作業車を追肥・病虫害防除・培土・除草などの各種管理作業に一貫して利用する作業技術を開発した。 背景・...
要約 回転する鋭利なディスクで深いY字型の溝を作り、上部のV字型の部分に播種をする水稲・麦・大豆用汎用型不耕起播種機を開発した。畑作では播種溝に直交する弾丸暗渠を施工し播種溝内の排水を促進する。適切...
要約 1)地域の住民が活力を生む過程は、[現状認識→意識化→願望→行動→効力感・充実感→満足感を得る]なかでなされる。2)住民が活力を生み・高めるための(1)短期的方策は、[動機づけ→意識と問題の整理→条件の整...
要約 家計調査個票データを使用した分析から、野菜の消費形態を高齢高消費型と若齢・中年高消費型に分類した。また、10年間の間隔をおいた消費傾向の違いを検討した結果、若齢から高齢層にわたる広範な年齢階層...
農林業試験研究のための農業集落カ−ドデ−タベ−スの構築と利用システムの設計
要約 農業センサス農業集落カードの全国データを農林研究計算センターのオンラインネットワークを通じて検索・抽出し解析するデータベースを構築した。同じデータをパソコンの汎用表計算ソフトに検索・抽出する...
要約 牛乳生産の原価管理指標として、牛乳生産費(第2次生産費、現行の全算入生産費に相当)に代表させると、北海道においては100kg当たり6千円程度、都府県においては経産牛頭数15頭以上の頭数規模で100kg当たり...
要約 公共育成牧場の草地・家畜飼養管理を充実し育成預託牛の確保を図るには、豊富な労働力・人材の確保が必要である。そのためには、年間就業を可能とする周年預託、研修対応、牧場資源の高付加価値化、観光事...
マレーアオスジカミキリ(Xystrocera festiva)の生態と防除
要約 アカシア等マメ科ミモザ亜科樹木害虫、マレーアオスジカミキリの拡散は緩やかで一世代には半年~8カ月を要し、幼虫は樹幹の傷口から侵入しやすいこと等、生態的特性を明らかにした。これらの特性を配慮した...
要約 地域レベルでの種々の土地資源およびそれらの利用状況を地図情報としてデータベース化し、土地荒廃の要因解析や地域計画等に活用できる汎用性を検討した。 背景・ねらい シリア東北部のアジズ山地周辺で、土...
アフリカ飼養牛の環境適応性と生産性の両遺伝能力を同時に推定する手法
要約 アフリカ飼養牛のトリパノゾーマ及び暑熱等に対する環境適応性の指標として牛群滞在日数をとりあげ、さらに乳等の生産性の遺伝能力を同時に推定する手法を開発した。 背景・ねらい アフリカ熱帯地域の牛は、...
スリランカの連珠溜池潅漑システムにおける水収支の解明とモデル化
要約 スリランカ・ドライゾーンでは連珠溜池かんがいシステムが発展を遂げてきたが、近年、水利秩序の悪化が指摘されている。当システムの計画的更新の必要性を基本において、簡易な水収支モデルの作成を試みた。...
要約 タイ中部の灌漑地帯のアブラナ科野菜ほ場では、コナガは雨季、乾季ともに高い増殖ポテンシアルを有し、高密度で発生していることを示した。また、コナガの体型は小型で、その年較差がほとんど無いことを明ら...
要約 生物的防除手段として有用視されているヤドリバエ類の簡易大量累代飼育法の確率を目的として、ブランコヤドリバエを用い、卵期から幼虫期まで人工飼料による飼育法の開発を行った。 背景・ねらい 害虫に対す...
施肥時期がキマメーソルガム間作体系の生産性及び窒素利用効率に及ぼす影響
要約 半乾燥熱帯に広く分布する肥沃度の低いアルフィソル土壌において広く実践されているキマメとソルガムの間作体系では、窒素の施肥を一か月程度遅らせることにより、肥料窒素の利用効率を高め、生物的生産効率...