摘要 トマトの青枯病抵抗性機構解明のため、子葉基部に青枯病菌懸濁液を注入した台木品種LS-89の茎組織での病原の分布を光顕観察した。10の9乗cfu/mlの青枯病菌を接種した個体は萎ちょう症状を呈し...
野菜・花きの栄養環境制御による病害軽減技術の開発およびその機構解明(83)
摘要 トマトのカルシウム(Ca)栄養条件は青枯病抵抗性の発現に関与し、土耕栽培における効果的なCa供給のために高濃度(12mM)のCaを灌水施用すると発病が抑制された。しかし、生理障害を生じない濃度...
摘要 養液栽培カイワレダイコンで病原性大腸菌による汚染が問題となっている。また養液栽培トマトでは青枯病等の病害が問題となっている。そこで本研究では養液栽培系における作物及び人に対する有害微生物の除去...
摘要 青果用の系統選抜では、青枯病抵抗性個体をF2世代2組合せから5個体、F3世代11系統から8個体選抜した。また、半枯病・青枯病複合抵抗性の個体をF2世代1組合せから5個体、F3世代6系統から4個...
摘要 ピーマンの青枯病・疫病複合抵抗性系統を育成する。8年度は、F2世代2組合せとF4世代13系統の疫病及び青枯病抵抗性検定を行った。疫病抵抗性検定の結果、F2世代では‘CBP96A’は発病株率が15...
有機物資材連用による土壌水分特性の変化がトマト青枯病の発生に及ぼす影響(201)
摘要 既往の有機物連用トマト連作試験の結果、ピートモス区ではトマト青枯病が発生しにくいことが示された。この現象の要因を明らかにするため青枯病菌の動態と土壌水分の関係を検討した。土壌水分を一定にした場...
摘要 トマト、ナス、トウガラシ(ピーマンを含む)の導入品種・系統(近縁種を含む)を各97、20、39点、及び農業生物資源研究所から再増殖を依頼されたトマト、ナス、トウガラシ品種・系統の各32、16、...
摘要 DNA多型を利用して野菜における諸形質の遺伝を解析し、育種に応用する。ナスについては青枯病抵抗性遺伝子座、単為結果性を支配する遺伝子座の、トマトについては青枯病抵抗性遺伝子座の解析をめざす。ハ...
摘要 養液の精密ろ過膜(MF膜)による除菌についてトマトを試料とし、青枯れ病菌を使用して検討を行った。MF膜(孔径0.3ミクロン)システムで栽培槽に供給する養液処理を行ったところ、処理期間中ほぼ完全...
有機物資材連用による土壌水分特性の変化がトマト青枯病の発生に及ぼす影響(198)
摘要 ピートモス連用圃場ではトマト青枯病が発生しにくいという現象が認められたことから、その機構の解明を目指している。7年度は、土壌中の水溶性成分が青枯病菌の生存に及ぼす影響を調べた。ピートモス連用土...
青枯病菌Pseudomonas solanacearumの病原性関連遺伝子の検索・単離(23)
摘要 日本および東南アジア産の各種罹病植物から分離された青枯病菌(Pseudomonas solanacearum)についてトマト、ナス等に対する接種試験を行った結果、分離地域、分離源およびbiov...
摘要 選択培地およびELISA法を併用して拮抗細菌Pseudomonas ce-paciaを最大102cfu/gのレベルで植物根圏から特異的かつ効率よく検出、分離する技術を開発した。本法で分離された...
摘要 青枯病防除技術の確立のため病原菌の病原性分化及び接ぎ木トマトの発病過程を検討した。1)病原菌濃度、接種時の生育ステージ、接種後温度等により、台木品種の抵抗性は大きく変動した。このことから発病の...
摘要 トマト青枯病は近畿中国地方をはじめ西南暖地に広く分布する難防除病害であり、トマトの安定生産にとって最も大きな阻害要因となっている。これまで本病の最も安定した防除技術として抵抗性台木の利用が広く...
摘要 植物細菌病の原因菌として、和歌山県産のエンドウからつる枯細菌病菌、スターチスから萎凋細菌病菌を、宮城県産のダイズから斑点細菌病菌、葉焼病細菌、トマトとイチゴから青枯病細菌、シクラメンから葉腐細...
摘要 ナス青枯病の防除方法を確立するため、対照薬剤にクロルピクリンを用いて、新規薬剤Mー010粒剤及びキルパー液剤の防除効果、薬害及び効果的使用法を検討した。無処理区の発病株率は定植後35日で約50...
野菜・花きの栄養環境制御による病害軽減技術の開発およびその機構解明(286)
摘要 トマト体内のカルシウム(Ca)栄養条件は青枯病の発病抑制に関与し、水耕栽培では菌接種後0~4日までの高Ca処理で発病が抑制されるが、地上部病徴確認後の高Ca処理は発病遅延効果があるものの発病抑...
摘要 台木用の青枯病・半枯病複合抵抗性品種‘台太郎’及び青果用の半枯病抵抗性中間母本‘なす中間母本農1号’を育成し、青果用の青枯病抵抗性のF2個体を選抜した。しかし、青果用の青枯病抵抗性又は半枯病・青枯...
摘要 青枯病に罹病性のトウガラシ‘AC2258’(P1)と抵抗性のピーマン‘三重みどり’(P2)との組合せのF1、F2、BCP1、BCP2を作出し、青枯病抵抗性の遺伝様式について検討した。発病程度を0(...
摘要 導入あるいは保存中の品種・系統の特性調査及びこれらについての病害抵抗性検定を行って抵抗性素材を得ることを目的に、これまでトマト、ナス、トウガラシ(ピーマンを含む)の導入品種及び生物研から再増殖...