摘要 i)大豆では、耐湿性の高い品種と低い品種を交配して育成された組換え自殖系統(60系統)を供試して、DNAマーカーによる耐湿性のQTL解析を行い、耐湿性を支配するQTLを3つ(FT-1:C2連鎖群、FT-2:D1b連鎖群...
カーネーション萎凋病等花き類の土壌伝染性病害の発生生態の解明
摘要 i)カーネーション萎凋病菌の新選択培地における野生株及び突然変異株の回収性能は菌株により高いものと低いものがあった。最近の主流となっている品種群は本病に対し抵抗性が弱い傾向があった。ii)13年の...
摘要 i)447種類のDNAマーカーを用いて大豆の低温着色抵抗性遺伝子のマッピングを行い、抵抗性に関わる3つの染色体領域を明らかにした。ii)耐湿性の高い品種と低い品種を交配して育成されたリコンビナントイン...
摘要 i)大豆野生種の黒根腐病抵抗性の遺伝解析を進め、主導遺伝子の存在を推定した。ii)甘しょの立枯病抵抗性選抜マーカー候補を絞り込み、抵抗性判定に有効な2プライマーを得た。この2つのマーカーの組合わせ...
摘要 農業環境下に生息する真菌の分類・同定を行った。新種として日本産ソルガム麦角病菌をClaviceps sorghicolaとしてラテン記載した。日本での新発生植物病原菌としてゴデチア立枯病菌,トウゴクミツバツツジて...
かんしょのDNAマーカーの効率的作出法の開発および有用形質の遺伝解析(308)
摘要 立枯病の発病程度は高く、特にベニアズマx高系14号は4割以上の個体が5以上の発病程度を示した。交配組合せにより抵抗性は異なったが、IDN47x高系14号では約3割の個体がやや強以上の抵抗性を示した。11年...
摘要 収集・導入:マレーシア、インドネシア、タイ及びフィリピンから導入し、植物防疫検査で不合格となっている5点を茎頂培養したが、検査合格に至らず、茎頂培養を継続。保存:塊根で 1,300点、ポット株で 161...
摘要 低温伸長性及び立枯病抵抗性の検定法、精密播種機を利用した効率的なほ場直播試験法について検討した。低温伸長性検定法は、地上部、地下部の両検定法を検討した結果、両検定法で供試系統間差を認め、検定手...
ラクトフェリン遺伝子導入による抗ウイルス、抗菌性作物の作出(290)
摘要 ミルクに含まれる抗菌性蛋白質ラクトフェリンは、複数のウイルスに対して抗ウイルス活性を持つので、ラクトフェリン遺伝子を植物に組み込むことによって、抗ウイルス、抗菌性作物の作出をめざす。12年度ま...
かんしょのDNAマーカーの効率的作出法の開発および有用形質の遺伝解析(330)
摘要 ベニアズマと高系14号について、174プライマーの内67プライマーで多型マーカーを認めた。67プライマーでは平均5.8マーカーが観察され、このうち2.6が多型マーカーであった。さらに多型マーカ...
摘要 直播適性に関与する要因で重要な低温発芽性及び苗立枯病抵抗性の検定法を検討した。低温発芽性に関しては、簡易発芽試験の結果、低温条件下の発芽日数や発芽率は明らかな遺伝形質であることが確認され、有望...
摘要 収集・導入:マレーシア、インドネシア、タイ及びフィリピンから導入し、植物防疫検査で不合格となっている48点を茎頂培養。培養後再度検査を受けた16点の内5点が合格、11点は不合格。不合格のもの及...
かんしょ近縁野生植物の立枯病等病虫害抵抗性導入技術の開発(329)
摘要 根の肥大性のある2倍体野生種の系統間交配実生における根の肥大能力とネコブセンチュウ及び立枯病抵抗性に関する検定を行い、根径が2cmを超える個体を見いだした。そこで、根の肥大が優れ、病害虫にも抵...
かんしょのDNAマーカーの効率的作出法の開発および有用形質の遺伝解析(330)
摘要 かんしょ品種IDN-47(立枯病抵抗性:強)、ベニアズマ(同:中)及びSB-71(同:弱)を用いて、100プライマー(BEX社Commonプライマー)でDNAを増幅したときのバンドの明瞭さに関...
摘要 現地の野菜育苗施設でキャベツのセル成型苗に発生する病害を2ケ年にわたり調査した。高温期には黒すす病、低温期にはPythium megalacanthumによる苗立枯病の被害が大きかった。黒すす...
摘要 葉における誘導抵抗性については多数の報告があるが、胚軸や根については少ない。キュウリつる割病とPythium ultimumによる苗立枯病対する誘導抵抗性の効果を試験した。子葉にウリ類炭そ病菌...
摘要 夏秋野菜における病害の発生実態を知るため、野菜茶試(盛岡)の露地圃場で自然発生する病害を調べた。ニンジンでは、苗立ち直後に苗立枯病、生育後期に根腐病が発生した。このほか、生育後期に黒葉枯病、軟...
摘要 キュウリの葉において発現することが明らかにされている全身的な誘導抵抗性が、胚軸や根でも発現され、土壌病害に対しても有効であるか、否かを試験した。キュウリの子葉に炭そ病菌を接種して、病斑が形成さ...
かんしょのDNAマーカーの効率的作出法の開発および有用形質の遺伝解析
摘要 かんしょ立枯病は青果用かんしょ栽培地帯において減収と品質低下をもたらす重要な病害であるが、環境条件によって発症程度が異なり、年次間の変動も大きいところから早期にかつ安定的に抵抗性素材を選抜でき...
かんしょ近縁野生植物の立枯病等病虫害抵抗性導入技術の開発(324)
摘要 立枯病およびネコブセンチュウに抵抗性で、根の肥大性に優れる2倍体野生種をコルヒチン処理した。腋芽の肥厚は認められたが、植物体全体が活性を失って枯死し、染色体数の倍加個体を得ることが出来なかった...