要約 タネバエの産卵は6月にもっとも多く,7~8月に少なく,9~10月にふたたび増加する。タネバエによるだいこんの根部被害は,産卵が多い時期に根部が肥大する作型で多発する。 背景・ねらい タネバエは多くの作物...
要約 牛糞麦かん堆肥の春連用時の施用限界量を、各種野菜の収量および周辺環境へ及ぼす窒素の影響を勘案し、策定した。年間作付け数に対応した施用限界量は、1.年1作:2.5、2.年2作:5.0t/10a/年である。 背景・...
園芸廃棄物処理施設におけるだいこん中のパーティシリウム黒点病菌の殺菌効果
要約 固形物に対するマイクロ高周波処理による加熱機能と、液汁に対する電離イオン化処理による除菌機能を備えた園芸廃棄物処理施設において、だいこん中のバーティシリウム黒点病菌に対する殺菌効果を確認した。...
要約 レタスでは、黒紙マルチは5月中旬から8月上旬まで、標準紙マルチは6月上旬から8月上旬まで利用できる。はくさいでは、標準紙マルチおよび黒紙マルチが6月上旬から8月上旬まで利用できる。だいこんでは、黒紙...
要約 海草の一種であるアオサは、そのまま畑にすき込むこともできるが、作物の初期生育が抑制される。水洗アオサと剪定屑を重量で等量混合し堆積することにより、堆肥化が可能であり、作物生育も良好になるので農...
要約 黄色土ダイコン畑からの土壌流亡は、収穫後の裸地状態で極めて多くなるが20m毎の畦間に1m幅でライ麦を播種することにより、土壌流出量を大幅に軽減できるとともに、窒素・リン酸の流出も抑えられる。 背景・...
窒素濃度の高い河川水をかん水した砂地のダイコンにおける窒素施肥量の削減
要約 硝酸態窒素濃度が約30mg/lの河川水を砂地のダイコン栽培にかん水として利用することで窒素施肥量を慣行(24~30kg/10a)から16kg/10aまで減らしてもLクラスの根重が確保でき、窒素施肥量の削減に有効である。 ...
要約 ダイコン栽培で、最も労力を要する洗浄・選別作業の省力・軽労化を図るため、家族労力で使いやすい小型の洗浄・選別機を開発した。本機により、手作業で行っている重労働な仕上げ洗浄が省略でき、箱詰めが迅...
要約 伊吹ダイコンのダイコンおろしは、栽培圃場や作期により差異があるが青首ダイコンに比べて顕著に辛く、辛味成分は1.3~2.3倍含まれている。部位別辛味成分は、最下部が最上部に比べ3.2倍含まれている。また...
要約 中緯度地帯に属する我が国で予想される10%程度のオゾン層破壊に伴って生じる紫外線増加が、キャベツ、ハクサイ、ダイコン等アブラナ科露地野菜の生育・収量に及ぼす影響は極めて小さいと考えられる。 背...
要約 赤心症の発生は播種時期によって異なり、8月上旬播種で多く、8月下旬播種で少ない。赤心症の障害進展過程にある根身内部では、PAL活性やPPO活性等の褐変に関与する酵素の誘導がみられ、辛味成分‘イソチア...
要約 露地野菜では単に減肥をすると、収穫後の土壌中残存硝酸態窒素量を低減させるが、収量低下も認められる。しかし、キャベツ作では、化学肥料を減肥し、堆肥を増施することで、収量を維持しつつ収穫後の土壌中...
要約 夏作前の乾燥牛糞一括施用よって、夏、秋、冬作物を通して化学肥料施用と同等の収量が確保できる。しかし、牛糞からの無機態窒素放出は、ほぼ周年的に起こり、また、約570Nkg/haを超える牛糞施用は、経年的...
要約 露地野菜に対して、家畜ふん堆肥の窒素肥効率を考慮して、化学肥料相当量を施用すると、化学肥料栽培並の収量が得られる。 背景・ねらい 有機物利用法は地力維持の観点に立ったものが多く、施肥基準の上乗せ...
要約 ダイコンの窒素吸収は、播種後15日頃から増加し、30~60日が多い。収穫期における窒素吸収量約10g/平方メートルまでは、窒素吸収量の増加に伴い根重も直線的に増加するが、それ以上では頭打ちとなるため、効...
要約 牧草跡は野菜跡に比べて残存無機態窒素は少ないが、カンショ、スイートコーンなどは初期生育が優り増収する。ダイズの生育は莢肥大初期までは牧草跡が上回るが、収量は野菜連作跡が高い。陸稲は野菜跡で初期...
要約 改造掘取機の台車上のコンテナにフック付の支柱を装着し、ネットを吊り下げることで、加工用ダイコンの収穫・搬出作業が可能である。労働時間は現行の作業に比べ、2人組作業で約43%、3人組作業で約46%に省力...
要約 新開発マルチフィルム回収機は、野菜栽培跡地の使用済マルチフィルム回収をオペレーター1人で出来、回収作業中のフィルム切れはなく、労働時間が人力回収の25~40%に短縮され実用性が高い。 背景・ねらい だ...
要約 野菜栽培管理ビークルは、防除機、中耕培土機、液肥追肥機を装着して作業が行え、平坦地及び傾斜地(傾斜度10度)におけるキャベツ圃場での作業の実用性が認められた。また、防除機でオペレーターへの薬剤被曝...
葉ダイコン散播によるアブラナ科野菜根こぶ病菌の休眠胞子密度低減効果
要約 葉ダイコンCR-1を散播し、鋤込むことにより、土壌中のアブラナ科野菜根こぶ病菌休眠胞子密度を無作付の5~30%に減少させることができる。これは葉ダイコンによる根こぶ病菌の根毛感染の誘引が一因である。 ...