摘要 10年度と同様にアブラナ科野菜の特性調査を行った。11年度はキャベツ13点、ハクサイ・ツケナ102点、ダイコン88点、カブ22点を供試した。キャベツでは、サボイキャベツが3点あり、これらのなかで‘Autum Green...
摘要 アブラナ科野菜に発生するべと病菌は純寄生菌であり、分離培養法による宿主組織からの検出は困難であるため、遺伝子解析の手法に基づく検出の可能性を検討した。寄生性が異なる3系統の代表的菌株を用い、そ...
アブラナ科野菜とアラビドプシスにおける実用形質関連遺伝子の対応関係の解明
摘要 アブラナ科野菜においては,病害抵抗性や晩抽性等の実用形質関連遺伝子の存在が多数確認されているが,重複の多い複雑なゲノム構成のため,マップベースクローニングの実験系を組み立てることは困難である....
摘要 野菜の収穫器官である葉球や直根・球茎の形成現象は,収量,省力・機械化適性,品質・流通適性に関わる重要な形質である.しかしこれらを制御する生理機構は十分に解明されていないことから,これを解明する...
摘要 近年、ハクサイ根こぶ病抵抗性(CR)品種の罹病化が問題となり、病原性の分化が原因と考えられている。罹病化地域でも抵抗性素材の飼料カブはなお抵抗性を示すことなどから、作用性の異なるCR遺伝子が複数あ...
摘要 熱帯・亜熱帯では高温と乾燥が作物生産を大きく阻害する。そこで、地温と土壌水分改善のため、凹状にした地表面の底で作物栽培する方法の効果を検討した。沖縄で夏に深さ1mと0.5mの南北と東西向きのトレンチ...
摘要 タマネギ萎黄病およびレタス萎黄病ファイトプラズマの野生株およびマイルドな病徴を示す病徴変異株を用いてファイトプラズマの感染・発病機構の解析を行った。媒介昆虫であるヒメフタテンヨコバイを用いた伝...
摘要 キャベツ類、ハクサイ類、カナシナ類、ダイコン、カブの品種・系統279点を栽培し、遺伝資源特性調査マニュアルに従って調査を行うとともに、上記品種・系統50点の種子増殖を行った。本課題は、農業技術...
葉根菜類の収穫器官形成の生理機構解析のための実験系の確立(340)
摘要 カブにおいて新たに発見した茎(上胚軸)の肥大現象を、ジベレリンの投与とその中止によって人為的に制御する方法を開発し、直根肥大の制御機構を解析するための実験系を開発した。肥大した茎の組織は直根と...
植物機能活用による施用有機態窒素の動態把握と制御技術の確立(270)
摘要 家畜糞尿施用による硝酸汚染を軽減するため、窒素を旺盛に吸収する作物を利用し、窒素溶脱の少ない作物生産体系を確立する。畑作研究センター内の黒ボク土畑圃場において、生牛糞を施用し各種作物を栽培し、...
アブラナ科野菜とアラビドプシスにおける実用形質関連遺伝子の対応関係の解明(363)
摘要 Brassica rapa とアラビドプシスとのゲノムの対応関係を、RFLP比較地図の作製によって明らかにすることに適したプローブ(B. rapa 由来及びアラビドプシス由来)を、データベース検索により、計162種類選び...
摘要 なたねについて遺伝資源情報システムのデーターベースを作成するために特性調査を実施した。12年は43品種について草丈や分枝数などの1次特性、耐寒性や耐病性などの2次特性、千粒重や油分含量などの3...
摘要 9年度の接種による幼苗期の導管褐変はカブの形質との関係が薄かったが、落葉を伴う典型的な黄化症状は抽苔後(年度)主としてハクサイ型の系統に発現した。これを交配して得た10年度の供試系統の多くは幼...
摘要 中国地域の代表的な土壌10種類を供試し、根こぶ病菌を接種してカブを栽培した跡地土壌から酵素免疫検定法(ELISA)により根こぶ病菌休眠胞子の検出を試みた。その結果、灰色低地土、細粒灰色低地土、...
植物機能活用による施用有機態窒素の動態把握と制御技術の確立(271)
摘要 麦桿入り生牛糞施用により土壌の無機態窒素濃度は無窒素区と同じレベルであったが、無窒素区、硫安区と比較した窒素吸収の様相は作物により異なった。ホウレンソウ、チンゲンサイ、カブにおいて麦桿入り生牛...
摘要 耐病性組換えイネ品種の開発に供する耐病性関連遺伝子を各種作物から単離するため、種々の単離法を検討して目的遺伝子の単離を試みた。抗菌性タンパク質遺伝子のディフェンシン遺伝子群について、RT-PC...
不耕起栽培における畑作物の生育特性の解明とそれに対応した栽培管理技術の開発(131)
摘要 不耕起栽培による初期生育促進効果を活かした栽培管理技術について検討した。栄養生長の途中で収穫されるチンゲンサイ、かぶ等の野菜は、不耕起栽培によって収穫時期が早まるとともに、初期生育の促進を反映...
低投入に適合した高品質葉菜類の育種選抜指標の策定及び育種素材の開発(147)
摘要 過剰な施肥による環境汚染を避けるためには、少肥栽培で従来品種と同等の収量・品質の得られる品種が必要で、これを育成するための基礎資料をハクサイについて得ようとした。ツケナやカブに比べてハクサイは...
摘要 9年度はハクサイ・カブ・ツケナ類とカラシナ類の計142品種、キャベツ、カリフラワー、カイランの72品種、およびダイコン89品種の特性を調査した。10年度は、キャベツ50、カリフラワー10、ブロ...
摘要 ニンニク遺伝資源のRAPDを調査した。RAPDではクローンと思われるいくつかの集団を識別できた。とくに日本、中国で収集された遺伝資源のほとんどは同一多型を示し、ただひとつのクローンに由来する可...