ソバ植物体の高度利用のための特徴的成分の解明および定量法の確立
摘要 ソバは種子のみでなく、植物体にも毛細血管強化作用を持つルチンを含むことが知られているが、ルチン以外の機能性成分の報告は行われていない。またソバ殻や植物体は、家畜に多量に与えると病気になることが...
和牛における脂肪蓄積遺伝子の筋肉内発現による脂肪交雑判定技術の開発(108)
摘要 脂肪交雑の早期判定法に関する基礎的知見を得るため、脂肪交雑の判定に用いられる最長筋から経時的にバイオプシーを行い、脂肪蓄積の主要な制御遺伝子として知られているPPARγ遺伝子の発現量をRT-PCR...
摘要 牛肉品質を左右する脂肪含量の制御技術の確立に向け、脂肪前駆細胞の調整法と脂肪細胞への分化条件の検討を行った。脂肪前駆細胞は脂肪組織を天井培養し、脱分化することにより均一な前駆細胞の大量調整が可...
摘要 粗飼料を積極的に利用した高付加価値牛肉生産を図ることを目的とし、ビタミンEおよび同じく粗飼料機能性成分で抗酸化作用を有するβ-カロチンの黒毛和種去勢肥育牛への給与が展示中の牛肉におけるメトミオ...
摘要 肉用牛の産肉形質に関与すると考えられる遺伝子として、筋肉量の調節因子の1つであるミオスタチン遺伝子を選び、これに変異を導入したものを培養細胞へ導入後、機能比較を行う。そこでターゲティングベクタ...
練成膨化加工によるγ-アミノ酪酸富化玄米の食味向上と生理機能性強化に関する研究
摘要 近年、社会の高齢化、健康安全志向を反映して、農産物・食品の機能性に対する人々の関心が高まり、生理機能性の強化を図った加工食品の開発が盛んに行われている。当場では、水浸漬処理した米胚芽中に血圧調...
エダマメの成熟過程における機能性成分の変動とその制御に関する研究
摘要 エダマメに含まれる機能性成分の中で近年注目されているイソフラボンについて、成熟過程における消長と栽培条件による変動を検討した。イソフラボン含量は登熟の経過に従って増加したが、品種間差異が大きか...
厳寒環境における作物の生育反応と良質安定多収技術の確立(79)
摘要 寒冷な重粘土畑作地帯でも栽培できる作物としてダッタンソバの導入と、地域での栽培に適応した多収品種の育成を目的とした。導入した品種を比較したところ、旧ソ連の全ソ植物生産研究所より導入されたダッタ...
摘要 タマネギに含まれる含硫化合物が血液・血管系の病気、フラボノイドでは腫瘍等に対して薬理作用があることが解明されている。我が国ではタマネギの機能性成分の化学的な研究はあるものの、品種や栽培面から検...
きのこ類に含まれる機能性成分の探索と高生産性菌株の育種(469)
摘要 高齢の女性に起こりやすい骨粗鬆症の予防を目的として、シイタケに含まれているビタミンD含有量をHPLCを用いて分析した結果、治療に有効とされる量を乾燥重量1gで摂取出来ることが明らかとなった。一方、...
摘要 高品質で機能性成分を多く含むカンキツ品種を育成するため、カンキツへ動脈硬化防止・抗ガン作用を有するレスベラトロール合成酵素遺伝子の導入を行った。カラタチ、ラフレモン、シーカーシャー、今村温州、...
カンキツ類のカロテノイド生合成遺伝子のクローニングと除草剤開発への利用(157)
摘要 本研究ではカンキツ類からカロテノイド生合成系遺伝子のクローニングを行う。これらの遺伝子を除草剤抵抗性遺伝子CrtIとともに形質転換作物の作出に利用し、除草剤抵抗性遺伝子CrtIを利用したの除草...
茶樹のアルコール系香気前駆体及びその関連酵素の解明(283)
摘要 10年度は、チャに最も多く含有されると思われるBenzyl-β-D-glucosideの直接定量法について検討した。BSTFAによるTMS揮発性誘導体化を行いGC-MS分析した結果、茶抽出液中...
発がん抑制成分、発がん抑制活性の品種間差、属間差の検討(156)
摘要 発がん抑制成分として、オーラプテン、ポリメトキシフラボノイドを、発がん抑制関連活性として白血病細胞の分化誘導、がん細胞の増殖抑制を対象として、品種間差、属間差の検討を行った。 オーラプテンにつ...
果樹の一般成分・機能性成分の変動とデータベース化に関する研究-リンゴ、ニホンナシ等果実中の糖・多糖類成分のデータベース化(148)
摘要 リンゴ果実の機能性成分の変動要因について解析した。リンゴに含まれている機能性成分であるアントシアニンの生成について検討し、糖生成経路を経て生合成されることが明らかになった。本研究課題においては...
摘要 マンダリン類を親とする雑種個体群について、シネフリン、ポリメトキシフラボノイド(ノビレチン、タンゲレチン)、フェニルプロパノイドの含有量測定と果実特性の調査を行った。果皮中のシネフリン含有量が...
きのこ類に含まれる機能性成分の探索と高生産性菌株の育種(501)
摘要 シイタケに含まれる機能性成分としてビタミンD2(カルシフェロール)及びその前駆体であるエルゴステロールに着目し、栽培して得られたシイタケの乾燥子実体に含まれている各成分量を測定した結果、エルゴ...
摘要 抗酸化作用を有するビタミンEを黒毛和種去勢牛に屠殺前の28日間経口投与し、展示中あるいは貯蔵中における主要2筋肉の肉色安定性および柔らかさを調べた。展示中における肉の変色割合を示すメトミオグロ...
摘要 現在、脂肪蓄積が脂肪細胞の分化状態に起因することが示され、肉用牛においても脂肪蓄積制御技術の細胞レベルでの解析が強く望まれている。10年度は、脂肪細胞の分化促進物質であるビタミンCと、強力な分...
和牛における脂肪蓄積遺伝子の筋肉内発現による脂肪交雑判定技術の開発(123)
摘要 和牛肉の脂肪交雑の形成機構に関して種々の検討が行われているが、満足すべき結果は得られていない。そこで、分子遺伝学的手法により、和牛の脂肪交雑に関与する遺伝子の発現量を解析し、脂肪交雑形成機構の...