DNA判別による米、米飯、米加工品、米副産物等の品種判別技術の開発
摘要 米貿易の国際化の進展、育成者権保護のための種苗法改正、開発した分析技術の標準化の必要性等の背景のもとで、米のDNA判別技術の適用性の拡大および方法の妥当性確認を目的に研究を行った。適用性拡大のた...
中国等の稲の遺伝資源のイモチ病抵抗性及び多収性等の評価と育種素材の育成
摘要 種々の農業形質の解析に必要な染色体断片置換系統、準同質遺伝子系統などの素材の育成を行うとともに、マーカーを用いて遺伝子型を明らかにした。乾燥耐性との関連で深根性品種の選抜を継続し、深根系統と浅...
摘要 ・水稲は標高0mから約650mの地域に栽培され、作型も早期から普通期早植、普通期及び晩期と多様である。作型別にバランスのとれた品種構成を目指し、消費者の良食味志向にも配慮し、良質で食味評価の優れた品...
中国等の稲の遺伝資源のイモチ病抵抗性及び多収性等の評価と育種素材の育成
摘要 24 種の抵抗性遺伝子を対象としたイネいもち病菌レース判別システムを構築するため4種の遺伝的背景をもつ判別品種シリーズを開発した。また、いもち病のレースの動態変化と抵抗性の崩壊過程をシミュレーシ...
51.水稲栽培における環境保全型病害虫防除技術の開発 (1)いもち病の発生メカニズムの解明と減農薬防除技術の開発
摘要 目的:野菜畑等で活用されている稲わらや籾殻から本田の稲に伝染するが、畑に設置されてからどの期間伝染が起こるかについては不明である。本試験ではイネ残さを活用する地帯での減農薬防除法を確立するため...
摘要 目的:水稲の減農薬栽培については、体系的に示されたものがないことから、いもち病をはじめ、個々の病害虫についての農薬低減技術を組み合わせて提示する必要がある。そこで、水稲について、育苗期から本田...
摘要 良食味・複合抵抗性品種の育成を目標に、176系統を供試し、生産力検定試験等を実施した結果、日本晴熟期で穂いもち病と縞葉枯病に強く良質で「ヒノヒカリ」並に良食味の新配付系統「中国184号」を開発した。...
摘要 「北海288号」は苗立ち率がやや低かったが、直播で「ゆきまる」より多収かつ良食味で、いもち病抵抗性も強かった。直播の拡大に寄与できると評価され、命名登録品種候補として採択された。「北海292号」は、...
DNA判別による米、米飯、米加工品、米副産物等の品種判別技術の開発
摘要 米の表示と内容物が一致するか否かを科学的に判定できる米のDNA品種判別技術を確立するため、市販ランダムプライマーを使用するRAPD法から始めて、識別用DNAの塩基配列に基づくプライマー設計によるSTS化と...
中国等の稲の遺伝資源のイモチ病抵抗性及び多収性等の評価と育種素材の育成
摘要 24の違ったいもち病抵抗性遺伝子をもつ判別品種群を準同質遺伝子系統として作出した。これらの系統の抵抗性反応、さらに詳細な農業形質の調査を行った。これら判別系統は各いもちの発病地でのレース判定に有...
暖地向き複合病害虫抵抗性、新規形質、直播適応性品種の育成(223)
摘要 当プロジェクト期間中,暖地の普通期作に適する初めての低アミロース品種「柔小町」を育成し,品種登録と命名登録を行った。この他の新規形質稲として桃色の長芒を有する観賞用系統,西海観246号を開発した...
イネの過敏感反応により誘導されるいもち病抵抗性突然変異遺伝子の解析と育種利用(186)
摘要 12年度は,11年度にいもち病及び白葉枯病に対して原品種より強い抵抗性を示すことにより選抜した突然変異体6系統に関して,いもち病菌の葉鞘裏面接種法を用い細胞レベルでの抵抗性反応を明らかにした。...
摘要 新たないもち病抵抗性遺伝子を有すると推定される「は系香737」及び「越南108号」を供試した。「は系香737」は2個の真性抵抗性遺伝子を有し,そのうちの1個はPik-mであると推定された。は系香7...
寒冷地中南部向早中生水稲品種の育成及び選抜法の開発(114)
摘要 北陸地域を含む寒冷地中南部地域に適する水稲品種の育成を目的として、交配、F1・雑種集団の養成、個体選抜、系統選抜、生産力検定試験、特性検定試験を実施し、新たに極良食味の北陸190号、早生・多収・良...
水稲の1,3-β-グルカナーゼ遺伝子の構造解析とストレス耐性強化法の開発(201)
摘要 水稲の1,3ーβーグルカナーゼ遺伝子を単離し、その発現解析から遺伝子の生理機能を推定し、遺伝子をイネに再導入して環境ストレス耐性や耐病性を改良することを目的とした。11年度は、イネ1,3ーβーグ...
摘要 穂いもちに対する強圃場抵抗性品種の育成を容易にするために、切り穂を用いた簡易なイネ品種の穂いもち圃場抵抗性検定法を開発した。すなわち、穂揃い期に穂を止葉を付けて第1節目で切り取り、この切り穂に...
暖地向き複合病害虫抵抗性、新規形質、直播適応性品種の育成(229)
摘要 複合抵抗性品種の育成、低アミロース品種の改良、直播適性品種の育成を目標とした交配を行い、F1を養成中である。複合抵抗性については、晩生の白葉枯病準同質遺伝子系統を育成するための交配を行った。ま...
イネの過敏感反応により誘導されるいもち病抵抗性突然変異遺伝子の解析と育種利用(192)
摘要 MNU処理により誘発された過敏感反応突然変異体のうちいもち病に対する反応が原品種と異なる13系統について、いもち病及び白葉枯病抵抗性検定を行った結果、6系統がいずれの病気に対しても原品種と比較し...
摘要 10年度までにPik-m以外にもう1つの真性抵抗性遺伝子を有すると推定された「は系香737」について、別のいもち病菌を用いて幼苗検定を行った。コシヒカリ*2/は系香737のBC1F2系統に対して複数のいも...
亜熱帯気候を利用した世代促進による効率的遺伝変異固定技術の確立(174)
摘要 低コスト・高付加価値稲品種の育成を目的として、各育成地では直播栽培適性や耐病虫害性を備えた内外の育種素材が母本として利用されている。日本品種と外国品種との交雑後代では一般に固定に長期間を要する...