要約 カラフルポテトを、アミラーゼやペクチナーゼ等の酵素で処理することにより、甘みや滑らかさを有するマッシュやフレークなどの加工素材が製造できる。マッシュやフレークはアントシアニンやカロテノイドを含...
580から595nmの波長ピークを有するLEDはバレイショの緑化を軽減する
要約 収穫後のバレイショ塊茎を光が当たる場所で取り扱う必要がある場合、580から595nmの範囲内に波長ピークを有するLEDを用いることで色素の生成を軽微に抑えることが可能であり、外観品質の劣化を軽減できる。 ...
要約 バジルの抗酸化能は、本研究で評価した国産ハーブ8種類の中で収穫時期の影響を最も強く受け、さらに親水性抗酸化能(H-ORAC値)と親油性抗酸化能(L−ORAC値)が負の相関傾向を示す。バジルのH-ORAC値はケ...
ジャガイモの複葉抽出物による土壌中のそうか病菌の影響評価方法
要約 ジャガイモそうか病汚染圃場及び健全圃場で栽培したジャガイモの複葉抽出物をNMRによるメタボローム解析で比較すると、汚染圃場でクエン酸とギ酸の量比が顕著に低いことが認められる。2種の有機酸の量比から...
要約 日日射量と日平均気温、栽植密度を入力条件として推定する寒候期キャベツの結球重増加モデルは、結球開始期時点での推定で相対誤差約16%、収穫約40日前の実測結球重入力で相対誤差約9%の適合度で結球部生体...
年明けどりに向く根こぶ病抵抗性ハクサイF1品種「CR寒次郎」
要約 マーカー選抜により2つの根こぶ病抵抗性遺伝子を付与された両親をもつF1品種「CR寒次郎」は、根こぶ病菌病原型グループ1、2、4に抵抗性を有する。「CR寒次郎」は年明けどりの作型に適し、栽培適...
春夏季に安定生産可能な短葉性ネギ品種候補、安濃交3号および安濃交6号
要約 短葉性品種ネギ安濃交3号は、極晩抽性で5~6月収穫の作型における収量が「ゆめわらべ」より多い。ネギ安濃交6号は、7~9月収穫の作型において葉鞘肥大が速く、形状がよく揃い、秀品収量が多い。 キーワード ...
多収で高リン・低離水率のでん粉を有するばれいしょ新品種候補「北海105号」
要約 「北海105号」はでん粉原料用の主要品種である「コナフブキ」と比較して、でん粉重が多く、精製したでん粉はリン含量が高いが、離水率が低く従来と異なる特徴を持ち、新規用途の開発が期待される。また、ジ...
要約 べと病高度抵抗性キュウリ系統CS-PMR1および中程度抵抗性品種「山東」が有するべと病抵抗性には、少なくともそれぞれ8個および3個のQTLが関与する。うち8個のQTLは同一集団で既に報告したうどんこ病抵抗性QT...
要約 タマネギ中のケルセチンを塩酸酸性メタノール抽出し、加水分解後にHPLC分析する方法であり、室間再現性試験で妥当性が確認されており信頼性が高い。本分析法により、育成品種「クエルゴールド」は他品種より...
要約 生食用バレイショでは2°C貯蔵により糖が増加し、270日後には特に「インカのひとみ」「インカのめざめ」で「キタアカリ」の2倍量となる。「インカのめざめ」において増加した糖量は室温で減少するが、低...
要約 ユウガオ属植物の花粉をスイカに受粉すると単為結果し、現在栽培されている2倍体スイカ品種から種なしの果実を生産することができる。種なしのスイカ果実は、種あり果実と比べて縦長で空洞が発生しやすいが...
ニンジンの香気特性の品種間差異とそれを形成する重要香気成分の特定
要約 官能評価により、ニンジン品種の香気特性の特徴付けを行うことができる。また、GC/MSによる香気成分の分析データから、官能特性値と関連が強い成分を明らかにできる。 キーワード ニンジン、官能評価、QDA、...
カリフラワーのスプラウトはビタミンCが多く受光量に伴い含量は向上する
要約 カリフラワーのスプラウトは、ブロッコリーなど他のスプラウトと比較してビタミンC含量が1.4倍以上多い。蛍光灯を用いた試験では、強い光を6日間連続で当てて栽培することでカリフラワースプラウトのビタミ...
要約 「きゅうり中間母本農7号」は、黄化えそ病に対して中程度の抵抗性を有する。黄化えそ病抵抗性には複数の遺伝子が関与し、抵抗性は不完全優性に遺伝する。黄化えそ病抵抗性品種を育成するための素材として利...
トマト「桃太郎ヨーク」の収量はオランダの台木品種「Maxifort」利用により増加する
要約 トマトの日本品種「桃太郎ヨーク」の収量は、オランダの台木品種「Maxifort」に接いだ場合に共台の場合に比べて約30%高くなる。この収量増加は地上部総乾物生産の増加によるものであり、地上総乾物生産の増...
要約 トマト一段密植栽培に対応する着果処理ロボットは、夜間にトマトの花房を自動認識し、処理適期の花房のみに着果ホルモン剤を噴霧する。開花時期に複数回、走行させるが、処理済の花房位置を記憶しているので...
要約 ナスの全ゲノムを解読して得られた8.33億塩基のDNA配列は42,035個の遺伝子を含み、そのうち7,614個はナスに特徴的である。これらの配列や連鎖地図上の位置などの詳細情報をデータベースとして公開している。...
要約 ジャガイモやせいもウイロイドおよびトマト黄化萎縮ウイロイド、トマトアピカルスタントウイロイド、コルムネアラテントウイロイドは主にナス科およびキク科の野菜と花き類に感染する。 キーワード 園芸植物...
リンゴのS9-およびS10-RNaseに連鎖したF-box遺伝子群の単離と解析
要約 リンゴ品種「Spartan」から単離した10個の新規F-box遺伝子(MdFBX21-30)を解析した結果、リンゴには花粉側S遺伝子候補となるF-box遺伝子が少なくとも11タイプ存在する。 キーワード リンゴ...