要約 営巣中のカワウ卵のふ化阻害を目的に、効果的なオイリング用液剤の選定および高所への噴霧方法について検討した。鶏卵受精卵に、流動パラフィン(食品添加物規格)を噴霧したところ、卵の発生段階に係らず効...
要約 アマゴの稚魚放流の適期を検討するため、春放流魚および秋放流魚との間で生残率を比較した。その結果、生残率は秋放流魚の方が高いものの、費用対効果の優劣は春放流および秋放流の種苗の単価によって変動す...
要約 農業排水路から水田へと淡水魚類を遡上させ、水田内での繁殖を促すために設置される水田魚道。全国的に普及しつつあるが、長期間、水田魚道を観察し続けることは現実的に不可能であるため、その効果を定量的...
帰属性解析を用いたアユの由来判別による早期種苗放流効果の評価
要約 木曽川支流付知川において、海産系アユ種苗を湖産系アユ種苗よりも約2週間早く放流し、解禁当初の友釣りによる漁獲魚を採取した。採取したサンプルについて、マイクロサテライトDNAマーカーを用い、帰...
要約 長良川支流におけるサツキマスの産卵床の特性を把握するため、当研究所で保有していた調査データ(位置・規模・水深・流速・河床材料を検討)の解析を行った。産卵床は主に淵尻に形成され、長径の平均は129....
要約 柿ワイン残渣のアユ飼料への添加効果を評価した結果、30%以下の添加量であればアユの生残に悪影響を及ぼさないこと、その添加によって飼料効率が向上すること、添加飼料を与えたアユは内臓脂肪の量が低下し...
要約 選抜育種による冷水病耐病性の改善について検討した。毎世代、人為的に冷水病に感染させて生き残ったアユを親に用いて継代し、各世代の冷水病耐病性を人為感染実験によって評価した結果、選抜した系統の感染...
要約 成熟した養殖アマゴ親魚を河川に放流し、産卵させる可能性を検討した。放流個体は産卵行動を行い、形成された産卵床の立地条件は既往の野生個体のものとほぼ同様であり、養殖放流個体でも正常に産卵できるこ...
要約 岐阜県恵那市の伝統食品である「山岡細寒天」をゼリー飲料や嚥下・咀嚼困難者向けの介護食に利用するため、ジェリー強度を低下させた低分子量寒天を開発した。 背景・ねらい 恵那市山岡町の特産品である山岡...
要約 費用対効果の高いアマゴの成魚放流を考えるため、放流から釣獲までの日数及びスモルトとパーの違いが釣獲率(100×釣獲尾数/放流尾数)に与える影響を調査した結果,スモルト、パーともに放流日と釣獲日との...
要約 水耕養液中の高温性ピシウム属菌は、ベントグラス葉を用いた捕捉法と選択培地上での高温培養(38℃)を組み合わせることで、選択的に検出することができる。 キーワード 水耕栽培、高温性ピシウム属菌、Pythi...
岐阜県の高冷地産地で発生したダイコン黒芯症の発生原因とその防除
要約 ダイコン根内部の黒芯部から Pseudomonas syringae pv. maculicolaが分離され、分離細菌を接種すると黒芯症(根部)と黒斑細菌病(葉部)が再現される。カスガマイシン・銅水和剤を3回散布することで黒芯症...
冬春キュウリにおけるパイプハウスでの空気膜利用方法及び省エネルギー効果
要約 冬春キュウリにおいて、施設の外張りまたは内張りを空気膜で被覆すると暖房用燃料は30%程度削減され、双方を被覆すると削減率は55%まで高まる。昼間のハウス内気温はやや上昇し、光線透過率はやや低下する...
要約 ハウス内最低夜温を5℃に下げ早朝から13℃とし、根域温度も夜間10℃に下げ早朝から15℃とする変温管理を行う。日中の換気温度を28℃に、電照時間を延長することで、イチゴ高設栽培において、品質、収量が劣るこ...
要約 バラ品種「エクラン(仮称)」は、既存品種の中では数少ない鮮紅色の花色を有する。切花長は70cm以上、花弁数は40枚以上で、生産性や日持ち性、うどんこ病抵抗性についても対照品種と同等であり、産地オリジ...
要約 カキ果皮抽出物は、汎用成分であるコウジ酸と同等以上の強いメラニン生成抑制効果があり、活性成分はイソクエルシトリンとハイペリンである。これらは果皮に局在しており、成熟期に多く含まれる。また「松本...
要約 鶏舎の給水ラインに活性炭フィルターを組み入れて、飲水中の遊離残留塩素を除去することにより、自動薬液注入器付き給水装置を使って、鶏生ワクチンを失活させることなく、効率良く飲水投与する事ができる。...
要約 黒毛和種繁殖雌牛のPit-1 遺伝子多型と哺育能力や発育性に関する育種価推定値に関連があるかを検討した。Pit-1 遺伝子型により黒毛和種の哺育能力や発育性に差があることが示唆された。 キーワード 黒毛和種...
銀セラミックスを用いた大規模生産施設で利用できる養液の除菌技術
キーワード 銀セラミックス、循環養液、除菌、Pythium、Phytophthora 背景・ねらい 鉢物の生産施設では、Ebb & Flow方式などの底面給水栽培の導入により大規模化が進んでいる。このような施設では、養液の循...
被覆尿素肥料を基肥として利用した小麦「イワイノダイチ」の高品質化技術
要約 小麦「イワイノダイチ」の栽培において、リニア溶出型25日タイプの被覆尿素肥料を基肥として施用すると、収量と蛋白質含量が増加し、灰分が減少して品質が高まる。また、分げつ肥の施用を省略できるため省力...