キャベツのセル成型苗に発生した Pythium megalacanthumによる苗立枯病
要約 キャベツのセル成型苗の胚軸が水浸状から白色腐敗し,苗立ち枯れとなる病害が発生した。病原菌を分離・同定した結果,キャベツの病原菌としては未記載であるPythium megalacanthumであった。Pythium megal...
要約 キャベツに含まれる抗胃潰瘍性成分であるビタミンUの定量法を確立し、これを用いて、ビタミンU含量の品種間差異及び部位別分布を明らかにした。 キーワード キャベツ、ビタミンU、定量法、品種間差異、部位...
MAP(Modified Atmosphere Packaging)によるキャベツセル成型苗の貯蔵
要約 MAPによるキャベツセル成型苗の貯蔵最適雰囲気条件は、O↓2 2%/CO↓2 8%または、O↓2 16%/CO↓2 20%である。貯蔵可能期間は2週間以内で、貯蔵前の苗は緑色が濃く充実していることが必要...
低温時の土壌水分制限によるキャベツ幼植物の耐凍性向上と糖蓄積
要約 キャベツ幼植物の低温順化時に土壌水分を制限すると、十分に灌水した場合より、さらに耐凍性が向上する。脱順化時にも土壌水分が少ない方が、耐凍性が維持される。低温順化時には糖が増加するが、土壌水分...
要約 定植適期のキャベツセル成型苗では、5℃の低温により3週間程度の貯蔵が可能である。また、貯蔵前の灌水制限により定植後の発根が良好となる。 キーワード キャベツセル成型苗、低温、灌水制限野菜・茶業...
機械移植栽培におけるキャベツ根朽病の感染経路遮断による発病抑止
要約 中山間地域における開発造成畑のキャベツ機械移植栽培において問題となるキャベツ根朽病は温湯種子消毒、セルトレイの更新ならびに潅水方法の改善によって発病を抑えることができる。 背景・ねらい 本県の...
Endophytic Pseudomonads(相利共生シュードモナス)を用いたトマト青枯病抵抗性苗の育成法
要約 トマト苗をendophytic pseudomonads 2菌株を含む培土で育成することにより、菌株はトマト根内に侵入し定着する。本苗は、トマト青枯病に対して環境要因に左右されることなく高い発病抑制効果を示す。 背...
要約 亜酸化窒素の発生は基肥施用時に多く、追肥施用時に少ない。硝化抑制剤入り化成肥料の使用と追肥重点施肥法が亜酸化窒素発生量の削減に有効である。 背景・ねらい 近年における温室効果ガスの大気中濃度の...
土壌処理農薬が土壌微生物バイオマスと微生物活性へ及ぼす影響評価
要約 殺菌剤類(フルスルアミド、フルアジナム、PCNB)を標準の10倍量施用すると、土壌の微生物バイオマスの指標となるATPが低下する。また、標準量の施用でも連用(5年10作)により、土壌の微生物バイオマスと微生物...
要約 キャベツ苗に対し、リン酸を定植前施用することで、総リン酸施用量を40%にまで削減しても慣行施肥と同等の収量が得られ、リン酸利用効率を飛躍的に高めることができる。 背景・ねらい 火山灰土壌畑における...
要約 キャベツ「YR青春2号」の収穫期は日平均気温に対するDVRを利用すると、高い精度で予測できる。目標収穫期に対する最適な定植期の推定や、生育期間中に結球期を判定することで、正確な収穫期予測が可能となる...
要約 野菜栽培管理ビークルは、防除機、中耕培土機、液肥追肥機を装着して作業が行え、平坦地及び傾斜地(傾斜度10度)におけるキャベツ圃場での作業の実用性が認められた。また、防除機でオペレーターへの薬剤被曝...
要約 直播ネギの作溝・播種同時作業機を試作した。水田転換畑においても作溝・播種同時作業機の作業精度は高い。作溝・播種同時作業により、それぞれ別作業する場合に比べ40%の省力化が可能で、収量、品質にも大...
要約 タイヤサイズを小さくした半自動移植機によるエダマメセル成型苗の機械移植は、手植えの3.0~4.4倍の能率で植付け姿勢も良好である。また、根鉢があるため植痛みも少なく、収量は慣行引抜き苗の手植えを上回...
要約 キャベツのセル成型苗は地床苗より3~4日早く定植すれば地床苗と同時に収穫できる。加西市周辺平地部での寒玉系晩生‘寒太鼓’の限界定植日の目安は9月8日で、年平均気温が1℃異なると7~12日、品種間では4~8...
要約 秋には種したキャベツのセル成型苗は、冬期間不織布をべたがけし積雪下で保存できる。この越冬保存させた苗は早春に移植が可能である。慣行の秋移植栽培に比べ収穫時期が遅れるが、収量・品質に差はなく、越...
異科野菜の組み合わせによる土地利用型機械移植栽培における輪作体系の改善
要約 奈良県中山間地域の開発造成畑における、秋どりハクサイを中心とした機械移植体系の組立にあたり、アブラナ科野菜の連作障害軽減のため、夏キャベツにかわり初夏どりレタスを組み合わせた輪作が効果的である...
要約 分離細菌をハクサイ種子にコーティングして発芽させ、根こぶ病菌の根毛感染率を1.0%以下に抑える拮抗細菌は、根こぶ形成も抑制する効果が高く、根こぶ形成を待たずに拮抗細菌を選抜できる。 背景・ねらい ...
背景・ねらい 蚕は、飼育環境(温湿度、光、有害物質等)に敏感に反応する。一方、永年の研究蓄積により、孵化や飼育をコントロールして希望する発育階程の蚕を随時供給する技術が確立されており、さらに最近では...
要約 家庭内における野菜消費が消費者の年齢や性別によって品目別に大きく異なることを明らかにした。また、加工・外食等を含めた需要予測を行い、家庭内・外の分野別に将来の需要量を予測した。 背景・ねらい 近...