(3)熱帯・亜熱帯地域における家畜飼養技術の高度化とアジアの乾燥地における持続可能な農牧業生産システムの構築
摘要 ・ タイ畜産振興局のグループが中心となって、これまで同局が蓄積したデータならびに本プロジェクトで共同研究を行った各大学が分析した飼料成分データの取りまとめを行い、昨年度試作した肉用牛飼養標準に...
摘要 肉牛や山羊など草食の肉用家畜における加齢は、抗疲労効果を有するカルニチンの筋肉中含有量の増加と、筋肉中コラーゲン架橋の形成をもたらすことを解明した。前者は機能性の向上に、後者は食肉としての硬さ...
摘要 ザイモグラフ法を用い、コラゲナーゼ活性を分子種ごとに調査できる分析系を確立し、保持時間による活性の検出感度の違いを明らかにした。また、ヤギを用いて熟成中のコラゲナーゼの活性の変化を調査し、屠畜...
給与飼料や運動量が畜肉中の共役リノール酸や結合組織構成成分に及ぼす影響
摘要 成山羊に対する飽食による肥育は、筋肉内への脂肪の付着と架橋を伴う不溶性コラーゲン含量の低下により、剪断力価が低下し、食肉の硬さを改善する可能性が示された。持久的な運動は筋肉内総コラーゲン含量を...
摘要 遺伝子組換農産物等におけるアレルゲン性の増減を理論的に予測する技術の開発を目指して,既知の食品アレルゲン特異的免役グロブリンの超可変領域をコードする遺伝子のレパートリー及び各アレルゲンのエピト...
山羊の乳・肉に含まれる新規機能性脂肪酸に関する基礎研究(61)
摘要 山羊の乳及び肉の新しい高付加価値化技術開発の一環として、抗肥満、抗ガン、抗アレルギーなどの機能性を有する脂肪酸として注目され、反芻動物に多く含まれる共役リノール酸(C18:3,cis-9,trans-11を測定)...
摘要 遊休地等の被覆植物として、ヘアリーベッチは夏以降の雑草管理に問題が残るが、環境適応力の強さによる栽培しやすさや種子コスト等の面で優れている。ヘアリーベッチをライブマルチして、雑草の抑制、地温の...
粗飼料機能を活用した高付加価値牛肉の生産技術の開発(180)
摘要 飽食にした山羊では、制限給与と比較して脂肪蓄積量が多く、体内合成された脂肪酸割合が高くなると思われるが、不飽和脂肪酸と共役リノール酸(CLA)割合がいずれも有意に高かった。不飽和脂肪酸割合とC...
摘要 異性化リノール酸は、反芻動物に含まれる特異な脂肪酸であるが、最近、アレルギー、肥満、動脈硬化などの予防に有効であることが解明されつつあり、機能性脂肪酸として注目されている。現在、牛についてはそ...
摘要 自給飼料を多給する家畜飼養システムでは濃厚飼料多給型のシステムに比べて温室効果ガスの一つであるメタンの発生量が増加するものと考えられる。そこで、各種粗飼料からのメタン発生量の推定方法を確立し、...
摘要 カザフスタンの土壌の種類および面積の分布割合はカシュタン[栗色土](42.0%)、セラジウム(33.0%)、山岳土(12.0%)、チェルノーゼム(9.6%)、その他(3.4%)であった。草地は...
摘要 κ-カゼインはカゼインミセル形成のキー物質で、このアミノ酸配列が変化すると、乳の性質に変化が生じる。κ-カゼイン分子構造の特徴と許容される変異の範囲を検討するため、14種の偶蹄目の動物について、...
摘要 小笠原群島は固有の動植物に恵まれ「東洋のガラパゴス」と呼ばれ、生物の進化を理解する上で学術・教育上重要であるばかりでなく、生物資源としてかけがえのない価値を秘めている。明治期以降の入植によって...
イオノフォアが反すう家畜のN及びミネラル代謝に及ぼす影響(106)
摘要 イタリアン乾草および大豆粕から成る基礎飼料に、モネンシン(MO)またはサリノマイシン(SA)を30PPM(乾物当たり)添加し、成長中の去勢山羊を用い、ミネラルおよび窒素(N)の出納試験を行った...
摘要 PCR法によって対象生物のDNAを増幅し、その産物の塩基配列を比較することは生物種の分類や鑑別のために有効な方法の1つである。PCR法の成否はプライマーの設計にかかっており、この研究は広範囲の...
摘要 κ-カゼインの分子構造と物性との関係を見るため、多数の哺乳動物についてκ-カゼインのアミノ酸配列を決定し、分子構造の特性を検討する。5年度はウシκ-カゼイン遺伝子の塩基配列から設計したプライマー...
牧畜システムにおける資源利用に関する経済学的諸問題の解明(185)
摘要 モロッコの家畜生産の中心は、放牧を伴う粗放生産システムに基づくヒツジおよびヤギ飼養であり、その分布は全国におよんでいる。ヒツジ・ヤギ牧畜は、農業副産物の飼料化を伴う農牧型および季節放牧を基調と...
摘要 生物種の分類や鑑別のために蛋白質や塩基配列の違いを調べることは有効な手法の1つである。PCR法を用いることによって比較的簡単に塩基配列を決定できるようになってきたが、PCR法は用いるプライマー...
摘要 乳蛋白質のカゼインは構造の異なる数種の分子が会合し、ミセルとなって乳中に存在している。この中でもκ-カゼインは疎水性と親水性の両部位を合わせ持つことによってカゼインミセルの安定化に寄与し、乳蛋...
牧畜システムにおける資源利用に関する経済学的諸問題の解明ー類型分析ー
摘要 モロッコの羊・山羊牧畜の類型分析を行い、以下の結果を得た。■羊・山羊牧畜は全国的に分布している。■羊・山羊牧畜は、穀物生産と結合した半農半牧型および放牧型に大別された。■半農半牧型牧畜は、大西洋...