1. 良食味水稲・麦・大豆の省力・安定生産技術の確立(1)省力で安定した麦・大豆体系の確立(大豆安定栽培技術の確立)(i) 催芽(吸水)種子による大豆の発芽苗立安定技術の検討
摘要 大豆は播種直後の湿害に弱く降雨等で冠水してしまうと発芽しなくなり、苗立ちが非常に悪く、それが収量低下の大きな要因になっている。 そこで、種子予措(吸水処理)を行い、湿害に強い催芽(吸水)種子の播...
36.地域基幹農業技術体系化促進研究1)寒地畑作型野菜輪作における作物組合せ特性の解明と輪作技術(1)寒地畑作地帯における省力低コスト・安定生産のための土壌管理技術改善と野菜導入畑輪作体系の確立
摘要 (1)畑輪作導入野菜の安定生産対策 1)土壌検診によるだいこんバーティシリウム黒点病回避対策 だいこんのバーティシリウム黒点病について、汚染圃場での栽培可能な品種について検討する。さらに、近年...
摘要 転換初期の湿害が問題となる例が多い水田において、改良型心土破砕機やチゼル耕などの新しい管理機械を導入したほ場管理システムを実用化して圃場排水性の改善を図り、転換畑作物の生産性を向上させることを...
摘要 i)大麦閉花受粉性に連鎖するAFLPマーカーを開発した。交配組み合わせにより閉花性が優性になる場合と劣性になる場合があり、これを説明する遺伝モデルを提案した。ii)小麦閉花受粉性系統「U24」を用い遺伝...
摘要 50a区画の現地実証圃場でのトリプルカット不耕起播種機による麦跡大豆不耕起播種栽培試験を実施した結果、梅雨時期で圃場表面が冠水した圃場では全体の平均苗立ち率が57%に留まった。それに対して、表面冠...
摘要 i)乗用管理機車輪跡の溝は、溝崩し爪(カルチベータの爪)を設けることで溝が浅くなり、播種精度が向上した。しかし、落葉や雑草などが多い場合には、傾斜ディスクのような夾雑物を逃がす形状への変更が望ま...
土壌乾燥等の圃場環境要因が大豆の生育及び収量・品質に及ぼす影響の解明と栽培管理技術の開発
摘要 i)干ばつ条件と摘果剤処理によって大豆の青立ち症状を再現したところ、稔実莢数が500個/m2を下まわると青立ち症状が発生することを明らかにした。さらに成熟期以降の青立ち程度の強い個体では、茎の水分...
摘要 i)湿害と土壌病害の対策をした不耕起栽培大豆で慣行の耕起栽培と同等以上の312kg/10a(4ケ年平均)の収量と品質(蛋白38.3%)を確保できた。また大豆の不耕起狭畦栽培技術と組み合わせた稲-麦-大豆の4...
摘要 i)「サチユタカ」を供試した播種試験では、出芽率は不耕起密植無培土区(条間30cm)でも80%以上で、10a当たり9,000本以上の十分な苗立ち数を確保した。中耕ロータリをベースに開発供試した作業機は、2段の播...
高精度観測衛星を利用した地球温暖化等に伴うアジアの食料生産変動の予測手法の高度化(147)
摘要 人間活動により,大気中の温室効果ガス濃度が上昇し,地球の平均気温は最近100年間で0.3-0.6℃上昇した。その結果,人口の多いアジアでも,環境が作物栽培に適さなくなる可能性がある。本研究では,アジアを...
摘要 遊休地等の被覆植物として、ヘアリーベッチは夏以降の雑草管理に問題が残るが、環境適応力の強さによる栽培しやすさや種子コスト等の面で優れている。ヘアリーベッチをライブマルチして、雑草の抑制、地温の...
摘要 そば遺伝資源の特性調査を行うために、日本、ネパールなどの遺伝資源39点を8月下旬に播種した。9月中旬の豪雨により、湿害を受け、さらに9月下旬に台風により著しい風害を受けた。このためすべての供試遺...
摘要 車輪踏圧がアルファルファの生育に及ぼす影響を、秋期に約2ヶ月の滞水被害を受けたアルファルファの越冬後の調査事例から解析した。アルファルファの生産性に与える要因として、直接的には表層2~5cmの...
摘要 北陸地域は六条大麦の主要産地であるが、単収は他地域に比べ低い。冬期間の雪・雨が多いことや、麦作が重粘土の転換畑に多く作付けされているため、湿害・雲形病・雪腐病が発生し、低収の原因となっている。...
摘要 東海・近畿・中国地域においては、大豆の多くは水田転換畑で作付けされており、湿害や立枯性病害の発生が多く、収量が低く不安定である。またこの地域には大豆の育成地がなかったため、この地域の気象・土壌...
暖地向き資源作物の生理・生態的特性の解明と安定栽培技術の開発(106)
摘要 そば2品種を用いて4月播から10月播までの7作期で栽培を行い、生育反応を調査した。秋そば品種(九州在来種)は、8月及び9月播種の作期以外では低収となった。夏そば品種は、10月播種を除いて開花盛...
摘要 ヤーコンの生長様式等品質特性の解明を国内に普及しているペルーA群を用いて行った。塊根の肥大様式は木部肥大型で、塊根収量は地上部の生育量と相関があり、生育と共に重合度の高いフラクトオリゴ糖含量が...
摘要 微地形条件が土壌水分状態に及ぼす影響について、ほ場における調査・観測を行った。約7%の傾斜がある草地の高位部と低位部の2個所でそれぞれ地表面からの深さ1、0.5、0.2mにテンシオメータを埋設...
摘要 水稲生育期間中に低湿重粘土の畑地化を促進する早期落水栽培および慣行水管理栽培を行った圃場で、水稲作後の大麦-大豆作を行った。大豆作では土壌の改善効果は持続していたが、4月下旬以降の生育が劣り、...
摘要 畑地における水分の移動は、作物の生産にとって基本的に重要なことがらある。水分の過不足は干ばつや湿害をもたらし、傾斜地では侵食や崩壊の原因となる。表層の水分は下層土の水分状況と物理的特性に影響さ...