各種計測手法の活用による畑耕地環境の診断・評価手法の開発(197)
摘要 農薬や化学肥料等の投入量を抑制したきめ細かい耕地管理を行なうため、各種計測技術を活用した畑耕地環境の診断・評価手法を開発する。6年度はバイオログ細菌同定システムと熱赤外センサーの活用を検討した...
摘要 コナガの幼虫寄生蜂(コナガサムライコマユバチ)を飼育するのに、2系統のコナガ幼虫を用いた。すなわち、野外のコナガにブロッコリーを餌として与えた幼虫(W系統、Wa)とダイズを主成分とする人工飼料...
摘要 地域総合研究対象地域の茨城県新利根村太田新田のいちご・麦(大麦・小麦)・だいず圃場における病害虫の発生実態を調査した。いちごでは葉縁より赤変枯死する株があり、6種糸状菌を分離した。小麦で黄さび...
摘要 5年度に作製したダイズわい化ウイルス(SDV)のジャガイモヒゲナガアブラムシ伝搬系統(YS系統)とエンドウヒゲナガアブラムシ伝搬系統(YP系統)を類別可能なモノクローナル抗体(MAb)を用いて...
摘要 南九州の畑作地帯において、窒素溶脱量の増加が推察される。そこで窒素溶脱を低減する野菜作の作付体系の確立を図るため、月之原台地における作付け調査から作目や作付体系の変遷と現状を調査した。月之原台...
摘要 九州に多く見られる可給態リン酸を多量に含む火砕流の有効利用を図るため、九重火山由来の飯田火砕流(トルオーグ態リン酸は31mg/100g、土性はLS)を用いて栽培実験を行った。このタイプの火砕流...
摘要 キャベツ、ハクサイ、カイラン、及びこれらの種間体細胞雑種、交雑種を用い、開花期の遊離プロリンを測定し、高温耐性について検討を行った。その結果、遊離プロリン含量は葉部よりも花柄部、または花蕾部で...
摘要 保存種子の品質管理のため、入庫する全材料及び貯蔵中の一部材料の発芽率を調査した。入庫種子は保存用種子の入庫基準である81%以上のものは平均で約8割であった。配布用として貯蔵中のコムギのうち6年...
インドネシアにおける田畑輪換作と土壌線虫相および作物被害の解明(65)
摘要 インドネシア各地の純水田、田畑輪換地及び純畑作地の線虫を調査した結果、19属の植物寄生線虫が検出され、この中、検出頻度はラセンチュウ(以下、センチュウと略)が最も高く、ついでニセフクロ、ネコブ...
摘要 タイ国において畑作物加害線虫の種類を明らかにし、これら線虫による作物被害を数量的に解析するとともに、有害線虫の耕種的防除技術を開発するための研究を行った。その結果、主要な畑作物加害線虫はサツマ...
摘要 Geranium pratenseに含有される抗菌物質の主なものとして、Geraniinが同定できた。この物質はGeranium pratenseの根に乾物重ベースで約1%と極めて多量に含有さ...
摘要 6年は連作15年目にあたる。連作開始から10年目までのデータから、あずき、てんさいで連作による減収が大きいこと、春播小麦でも連作による減収はみられるが、有機物施用によって収量は増加すること、連...
摘要 前作の後作物への影響を各種の作物で検討した。だいず、小豆、ひまわり、菜豆、とうもろこしは前作物がひまわり、だいず、とうもろこし後で生育が良くなったが、大根、裸地の後では生育が劣り、馬鈴薯後では...
摘要 四国地域で新しく発生したダイズ立枯性病害の病因を究明するため、立枯株の菌類調査ならびに分離菌の接種試験を行った。菌類調査において、生育初期の立枯株からFusarium oxysporum、F....
摘要 6年度で連作3年を越えたが、だいこん、はくさいは大きな区間差が認められなかった。だいずは有機・輪作で、無窒素としたにもかかわらず、過剰生育をし、野菜との輪作は困難と判断された。また、シストセン...
摘要 作付け年数が異なる牧草畑跡地と野菜畑跡地における数種畑作物の生育・収量及び牧草畑跡地の土壌管理方法とだいずの生育・収量との関係について検討した。跡地の無機態窒素は野菜畑が牧草畑に比べてかなり多...
摘要 キャベツでは細根のアスコルビン酸含有量(AA)が高いとき鉄、マンガンなどの吸収量も高いことが認められた。また、だいず、ほうれんそう、だいこんなどでは、無リン酸栽培でAAが高まった。キャベツと小...
アブラムシ類が媒介するダイズわい化病の疫学モデルの開発(129)
摘要 ダイズわい化ウイルスの媒介虫であるジャガイモヒゲナガアブラムシの発生動態モデルとウイルス媒介行動モデルを結合させてわい化病疫学モデルを作成した。このモデルを用いて、圃場に飛来する有翅虫のウイル...
摘要 北海道と東北地方を主とする91地域のダイズ圃場で採集したジャガイモヒゲナガアブラムシから、地域ごとのクローンを得、外部形態に関する29形質を計測し、地理的変異を調べた。すなわち、これら計測値を...
ダイズわい化病媒介アブラムシ類の発生動態機構と保毒虫の行動解析(121)
摘要 北海道長沼町と芽室町、岩手県盛岡市で採集したジャガイモヒゲナガアブラムシとダイズわい化ウイルスを用いて、アブラムシ地域クローンとウイルス系統間での媒介の親和性を接種試験により比較した。長沼産ア...