新特性シルク素材やシルクタンパク質等生体物質由来の新機能性素材の作出とその利用技術の開発
摘要 組換えカイコの実用化については、緑色蛍光シルクを生産する系統と非組換え系統の交雑当代を農家で飼育するための第一種使用規程承認申請を行い、大臣承認を得た。昨年度と同じ2 社が養蚕農家2 軒と契約して...
摘要 1. ツマグロヨコバイの共生リケッチアはヨコバイの細胞の細胞質だけでなく細胞核内、さらには成熟した精子の核内にも存在していた。共生リケッチア感染ヨコバイと非感染ヨコバイの交配実験の結果、感染雌か...
① 農業生物のゲノム解読の推進とゲノムリソースの拡充・高度化
摘要 1.コムギ6B染色体の約700個のBACコンティグ(6Bの91%をカバー)を染色体上に整列させるために、アンカーマーカーを用いて連鎖解 析及びRadiation Hybrid(RH)マッピングを行った結果、約200マーカーから...
次世代キウイフルーツ栽培を担う高機能性台木および高度利用技術の開発
摘要 目的:キウイフルーツは浅根性になりやすく、土壌水分の影響を強く受ける。また、高樹齢樹の改植にともない、土壌病害、連作障害対策に有効な台木の開発が切望されている。そこで、高機能性台木として有望な...
摘要 1. 木質バイオマスに活用可能な新規産業用酵素を見出すため、材食性昆虫の1種であるオオゴキブリの消化管から、新規なエンドグルカナーゼを単離することに成功した。精製物の活性を評価したところ、微生...
(1) 農業生物のゲノム解読の推進とゲノムリソースの拡充・高度化
摘要 1. 今期から開始したゲノム解析支援において、研究所内外との連携によって、イネ、ダイズ、ユスリカ、ウンカ、リンゴ、スギ、トマト、ネギ、キク、カーネーションにおいてゲノム配列解析、発現遺伝子解析...
摘要 組換えタンパク質の発現量を上昇させる因子として、セリシン1遺伝子のコザック配列が有効であった。テトラサイクリン発現誘導の系をGAL4/UASの系と組み合わせて、組換えタンパク質の発現のオン・オフを可能...
(2)昆虫・昆虫間、昆虫・植物間相互作用の解明と利用技術の開発
摘要 1.オオバイヌビワ乳液に含まれる主要な耐虫性成分は、乳液中に約0.67%の濃度で含まれるアルカロイドの一種Antofineであることが判明した。Antofineは極めて低濃度でも顕著な成長阻害活性を示し、人工飼料...
摘要 1.インドと共同で栽培及び野生アズキ類の耐塩性評価を進め、強い耐塩性の系統を見出した。リョクトウの連鎖地図を作成した。ツルマメとダイズの雑種自殖後代の適応度(種子生産と越冬性)が低かったのに対...
摘要 1.植物遺伝資源の収集調査のため7隊の国内探索調査と2課題の海外共同調査(ラオス・南インド)を実施した。遺伝資源の多様性解析として、新たにインド・ハリアナ州MD大学とVigna属豆類の耐塩性の共同研究...
摘要 1)走査型プローブ顕微鏡(SPM)によるアレルゲンのβラクトグロブリンの検出を可能とした。16個のBACクローンからなるカイコ12番染色体のBAC物理地図を作成した。また、数μmサイズの微粉砕米粉粒子では、粉砕...
生物多様性保全に配慮した里山林の評価手法と管理技術に関する調査
摘要 (目的)被害や撹乱を受けた里山地域の森林について,生物多様性に配慮した持続可能な森林経営に向けた生物指標を探索し,林分の管理技術を開発する。(研究の要約)ナラ類集団枯損被害は,平成元年以来,増...
摘要 ツマグロヨコバイ唾液腺ラッカーゼcDNAを大腸菌で発現させ、可溶性画分に塩化銅を添加したところラッカーゼ活性が確認された。また、ツマグロヨコバイがイネを摂食した後の口針鞘にリグニン化が認められた。...
ヒメミミズ等の発生分化およびカイコの生殖系列形成体等に関わる主要遺伝子の単離と遺伝子機能解析系の構築
摘要 16年度までに単離したヤマトヒメミミズの再生関連遺伝子(Ejrup1、Ejrup4、gs)とカブラハバチの生殖細胞形成関連遺伝子(mos)、及び17年度新たに単離した再生関連遺伝子(gcs1、vasa-like1-3)やカイコ生殖細胞...
摘要 近年の消費者ニーズの多様化により新たな食材が求められている。また、桑椹(桑の実)を利用したいという業者も見受けられる。しかし、養蚕農家において桑は蚕飼育用に栽培されており桑椹の着生はごくわずか...
セリシン蚕等の特異な繭糸質を有する蚕品種の育成および飼育技術の開発(C411)
摘要 極細繊度蚕やセリシン蚕品種とその効率的飼育法を開発するとともに、カイコ新品種素材の開発を目的とした。本年度はフラボノイドを分泌するセリシン蚕を育成し、抗酸化性や抗菌性、紫外線吸収性が高まること...
昆虫ポックスウイルス等の病原微生物およびその産生物質の機能と感染要因の解明(A681)
摘要 ドウガネブイブイに対する昆虫ポックスウイルスのスピンドルの感染増進作用は95℃30分処理、紫外線1時間照射、3%ホルマリンに50分浸漬、70%エタノールに48時間浸漬後も失活せず、強い環境耐性を示すことが...
ペプチド等化学物質の生理的役割に着目したバッタ等の体色制御機構および甲虫等の休眠・繁殖・耐寒性等の解明(A571)
摘要 ドウガネブイブイの幼虫休眠の内分泌支配を知るため、生理食塩水を休眠幼虫に投与したところ休眠覚醒が起こり、水分上昇が内分泌系に作用していることが示された。乾燥したネムリユスリカ幼虫は水に戻すと蘇...
広宿主域天敵ウイルスの探索・作出および増殖法の開発(240)
摘要 アメリカシロヒトリ核多角体病ウイルスとカイコ核多角体病ウイルスから作出されたキメラウイルスHybrid N1はコカクモンハマキとミダレカクモンハマキに病原性を示し,リンゴの主要害虫であるハマキガ2種の...
摘要 本課題では昆虫に対して防御的な役割を果たしていると考えられる植物成分について、構造と機能特性を明らかにする。紫外線(UV)照射されたクワ葉中で生成されるカイコの摂食阻害物質をモレシンCおよびモ...